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いやー、ジェルくん何やってたんだろう。(笑)


ドアの前で…(笑)

あの光景、思い出したら吹き出しそう。


疲れてたのか、エンターテイナーなジェルくんだから何か構想を練ってたのかな。(笑)




ご飯を食べ損ねてたからコンビニで適当に済ませると、あっという間に休憩時間が終わって
俺はさとみくんちに戻った。


リビングに入ると、ジェルくんが今度はテーブルに突っ伏して寝ていた。



うん、やっぱり疲れてるのかもしれない。





「うぃーーーおつかれぃーー」


さとみくんがアイス持ってきてくれて、
気を利かせるつもりで俺はジェルくんを起こした。




「ジェルくん、さとみくんがアイス持ってきてくれた〜!」



声をかけると反応があって、ゆっくりと顔をあげる。




「……?」


え、なんか、目トロンとしてない?
ガチ寝………?





「…んっ、」




「ジェルくん!?」





ギュッと目を瞑ったと思ったら、

そのままグラりと体が傾いて床にぶっ倒れた。








「え!!え、大丈夫!?」



「ジェル!?え???」





目眩?え?


軽くパニックになりながら、さとみくんと目を見合せる。




ジェルくん反応無いし…!!







「ジェルくん…?大丈夫?ジェルくん」



こわくて、ゆさゆさと揺すると、すごい熱が伝わってきた。

まさかと思い、抱えて起こしてマスクを外す。




「わ、ジェルくん熱あんじゃん」


「は?いつからあんだよ…」


「わかんない…でもさっきも様子おかしかったしな…」


「あ…あー……。とりあえず寝かせるか。しゃーねーから俺のベッド使わせてやるわ」





さとみくんがおんぶするって言ってくれたから、背中に乗せるのを手伝った。





「あー、そんな重くなかったわ(笑)」

「そっか(笑)」




おぶわれるジェルくんを見ていると、フルフルと瞼がひらいて目が合った。





「…え、」


「あれ?ジェル起きた?」



一生懸命まわりを見ているジェルくんに、俺は何が起きたのか説明する。



「ジェルくん、さっき倒れたんだよ。今はさとみくんがベッドまで運んでるよ」


「お前〜、先に言っとけばすぐベッド貸してやったのに〜」


「…ん、…ごめん…」


「いいよ、謝んなくて。」


「はい着いた、だいぶ汗かいてんな…着替えるか」




かなりの高熱なのか、運ばれたり座らせられたり服を脱がされたりしたのに、
ジェルくんは一言もしゃべらなかった。



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はるかみりり - 頑張ってください!! (2021年5月16日 15時) (レス) id: 00cf1a12b6 (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白かったです!!ゆっくりでいいので頑張ってください!! (2021年4月18日 20時) (レス) id: 528445d801 (このIDを非表示/違反報告)
あーや(プロフ) - お久しぶりです!また更新してくださるのうれしいです!無理せず頑張ってくださいね! (2021年3月16日 7時) (レス) id: f05c60f734 (このIDを非表示/違反報告)
暗黒(プロフ) - お久しぶりです!続編おめでとうございます。とても嬉しいです!! (2020年10月21日 23時) (レス) id: 479c486fba (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - ユメさん» ユメさん、初コメありがとうございます!橙さんメインで書いている話数についておっしゃっていただいたのは初めてなのでとても嬉しいです(´;ω;`)マイペースですが頑張ります!またお時間あるときにお立ち寄りいただけたら幸いです(*^^*) (2020年10月17日 12時) (レス) id: 123309117d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソラ | 作成日時:2020年10月10日 15時

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