おれんじの休息

=☆ ページ23

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………気持ちわるい。


そう、自覚してしまったのは。
すとぷり会議の真っ最中。



「〜〜、〜で、これがいいと思ってて…」


なーくんが仕切ってやってて、スタッフさんは今日はおらんけど、6人で集まっててん。

会議っていっても普通にいい案が思いついたら言う感じやから、そんなかたっ苦しくはないけど…



うう……どないしよ、
なんかお腹も痛なってきた気するし…


幸いおれには振られてないから、黙ってる真面目にしとけば隠しとおせるけど……




「んっ……ん、」



やば！声出てもうた…(泣)



慌ててみんなの様子をみると、バレてなかった。




うぅ……もう。

おなかいたいし、気持ちわるくて胸のあたりが…なんか、吐きそう…



もうむりやぁ





「…ごめん、ちょっと、お手洗い行ってくる」



「？急だな(笑)行ってらっしゃい」

「いってら〜〜」

「うんこか〜〜」



なんか言われたような気がするけど、よう聞こえなくて、
そのままトイレに入ってぎゅっと目をつむった。



「うぅ…っ、はぁ……」


…はやく、はやくおさまって



ずっとおったら、腹痛よりも吐き気の方が増してきて、
がまんできなくてしゃがみこんで吐いた。




「ぅ、おえ！っ…、ウエッ……」



少しずつ、出てきたけど全然吐き気が消えなくて、
自分で指をつっこんで吐こうとがんばった。



「っ、…っ！おえっ……」


しゃがんでた足が、体がフラフラしてきて、
ペタンとその場に座ってしまった。


まぁすとぷりで借りてるここはめっちゃ綺麗なとこやから
全然気にならへんのやけど、


こんなにフラフラしてる自分が怖なってきて…




「けほっ！けほ…、ハァ……ハァ……」



どないしよ、もう会議できそうにない…


みんなに言いに行くか、このまま治まるのを待つか、
ぼんやりする頭で考えていたら、





「じぇーるーーおそぉい」


どしたのー、って、わざと赤ちゃん言葉を使ってるさとちゃんが来た。




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