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「…ハァ………うっ、…ん…」
とにかく、お腹が痛くて痛くて、
視界もチカチカし出して
いつも置いてあるキーボードをよけてテーブルに突っ伏して耐えた。
痛くてベッドにも行けへんもん…
「…はぁ………んん…」
ころん、枠とれたかなぁ
うっすら目を開けると、ディスプレイには自分のサムネ。
あぁ………枠切ってなかった…
最後の力を振り絞って、バツ閉じした。
これで多分切れたやろ…
少しするところんの配信通知が来て、なんとか気合いでベッドに潜り込んだ。
次の出番、何時やっけ…
思い出す前に、また波が来て、痛くて、無理やり寝た。
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「……くん、…ルくん…」
「…ん……ぇ」
誰かに肩をトントンされて、起きた。
頭がぼんやりしてる……あぁおれ、お腹痛くて……
「ん……?」
「ジェルくん大丈夫?ぼく心配で来ちゃったよ」
誰かと思ったらころんで…
「はいしん…は…?」
「ぼくの番終わった。ちゃんと繋がってるから大丈夫だよ」
「ん……ごめんな、家まで来てくれて…」
「いいよ(笑)お腹まだ痛い?」
「…たぶん……でも落ち着いたとおもう」
「そっか、まだベッドいたほういいよ、はい」
ころんが何かくれて、受け取ったら温かかった。
「ホッカイロ…(笑)」
「いいじゃん!ホッカイロ効くよ!?」
「ふふっ、ありがとう」
大人しくホッカイロをお腹にいれて、目を瞑った、
リレーやってたからか、疲れが溜まってて、このまま寝てしまいそう……だけどあかん……
「カメラか……」
「そうだよ(笑)」
「……っ!?あれ?」
「なに?」
「ころん終わったって……次、だれやっけ?」
「え?ななジェルだったけど、今なーくんと莉犬くんがコラボしてるよ(笑)」
「っ!…うわぁぁぁ……まじごめん……」
「まぁ、莉犬くんはどうせメンバーの見てるしヒマやからな」
ほんまは突っ込むとこなんやけど、申し訳なさすぎてそんな余裕もあらへん…
「だーいじょうぶだよ、そんなシュンとしないでよ(笑)ジェルくんがあのまま無理して続けるより、休んでくれて良かったよ」
「ほんま…?」
「うん、言ってくれた方が、今みたいにみんな助けてあげられるし」
「…ありがとう……」
ありがとうって言ったら、なんかころんが照れて急にツンツンし出した。
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はるかみりり - 頑張ってください!! (2021年5月16日 15時) (レス) id: 00cf1a12b6 (このIDを非表示/違反報告)
桃 - とても面白かったです!!ゆっくりでいいので頑張ってください!! (2021年4月18日 20時) (レス) id: 528445d801 (このIDを非表示/違反報告)
あーや(プロフ) - お久しぶりです!また更新してくださるのうれしいです!無理せず頑張ってくださいね! (2021年3月16日 7時) (レス) id: f05c60f734 (このIDを非表示/違反報告)
暗黒(プロフ) - お久しぶりです!続編おめでとうございます。とても嬉しいです!! (2020年10月21日 23時) (レス) id: 479c486fba (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - ユメさん» ユメさん、初コメありがとうございます!橙さんメインで書いている話数についておっしゃっていただいたのは初めてなのでとても嬉しいです(´;ω;`)マイペースですが頑張ります!またお時間あるときにお立ち寄りいただけたら幸いです(*^^*) (2020年10月17日 12時) (レス) id: 123309117d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソラ | 作成日時:2020年10月10日 15時