○ ページ12
私は隅の椅子に腰掛け、机に突っ伏す形で仮眠を取ることにした
ふぁぁ…ふぅ
…
……
『……ーーーよねぇ』
…?何?
これ、夢…か、夢って意識があるということは…明晰夢?
初めてだ…!感動…
『…あなたなんかうちに来なければよかったのに』
ああ…これは…過去の夢だ。
私の嫌な嫌な忘れたくても忘れられない記憶…
『うちだって裕福じゃないの。そこに姉さんが死んで貴方がきて!さらに追い打ちをかけるようじゃない!
どうせなら貴方も、事故に巻き込まれていればよかったのよ!』
貴『ごめんなさい…』
…なんであの頃の私は謝っていたのだろう…
あの頃は小さくて、何が悪いのかもわからなかったから、ずっと自分が悪いのだとおもっていた。
だから自立しようとして、もともと好きで没頭していた料理を極めることにしたんだっけ…
確かこの時は4歳…我ながら凄い考え方だったわね、料理を作り、お小遣いという名の給料を貰おうなんて。
まずは近所のおばさんや一人暮らしのお婆さん…
どんどん噂は大きくなって、10歳の頃には、三ツ星のレストランででも料理のお手伝い
自分自身で料理を作ってお客さんに出してたかな…
『ああ、美味しい…なんて美味しいんだ!…君は天才だ!』
天才…私の料理を口にした人は、誰もがそういった。
自分でも、それが自信になっていった。
小学校卒業を機に、私は本格的に行動に出ることにした。
フリーの料理人で、頼まれれば料理を作りにいき、その分の給料をもらう。
広告も出して、お金稼ぎに出たのだ…
噂はその時には広い範囲まで広まっており、
すぐに依頼も来たし、中学に上がる前にはかなりの金額のお金もたまっていった…
そこで私は決心して、1人暮らしを始めたのだ。
一歳から育ててくれていた叔母には、今まで請け負ってもらっていたお金の倍の金額を払い、縁を切った。
そして私は中学に、料理の名門
遠月学園に入った…
そういえば…
…ー__ ___ー…貴方に出会ったのも…そこだったな…
忘れたいはずなのに
忘れられない…
ああ、あれからあんなことにならなければ……
ずっと一緒に…いられたのに…
…
……
貴「…ん……ああ、嫌な夢だった…」
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ひはる(プロフ) - 続編の方は大丈夫なので続けます! (2016年12月17日 1時) (レス) id: 1f07ba6d69 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - くるみさん» 何回も申し訳ありません!私、2回ほどアカウントが消えてアカを作り直していまして、パスワードも忘れてしまい、修正が難しくなっていたことも忘れていました!パスワードが思い出せたら修正したいと思います。申し訳ありません! (2016年12月17日 1時) (レス) id: 1f07ba6d69 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - くるみさん» うに修正するつもりです。それから、その後の夢主の口調の変化は、また続編の方であるかもしれません!最近は忙しくて投稿できずにいましたが、少しゆとりが出来てきたので投稿を再開したいと思っております。これからもあたたかい目で見ていただけたら幸いです。 (2016年12月17日 1時) (レス) id: 1f07ba6d69 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - くるみさん» コメントに気づかなくてごめんなさい!私も、最初はかなりぐちゃぐちゃに混ぜてしまったので、わかりにくかったかと申し訳なく思っておりました。しかし、そのキャラのそれまでの設定を考えて変えることは難しいです、しかし、はじめの頃の口調をもう少しハッキリするよ (2016年12月17日 1時) (レス) id: 1f07ba6d69 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 口調が男口調か女口調か分かりません。私的には女口調で統一してほしいです。 (2016年10月14日 18時) (レス) id: 24228b21c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひはる | 作成日時:2015年9月7日 21時