【食戟のソーマ】 天才は女神のようでした

○ ページ23

貴方「お粗末様でした。






では」



コツコツコツ



貴方「創真、先生を笑わすこともできないのなら、てっぺんなんて、夢のまた夢だぜ」


創真「…っ！！やってやらぁ！！





次審査お願いしまーす


おあがりよ！！！」



ふふっ





おーおー、悪戯した奴らの驚いた顔…っ
これが実力だな






んー、あ、ローラン創真の説明聞いてわかったらしい。









…おっ！


笑った…！！！

ふふふっ、やはり見込み通り、これからも楽しめそうだな








んぁ？…あいつっ、またあの失敗作食べさせてんのか？！

はぁ…まあ、失敗から学ぶこともある。あいつは自主的にしているとしか思えんが…






私も…一度、大きな失敗をした…もう二度と、同じ過ちをおかさないようにしなければ






だからあいつとはもう、完璧に縁を切った方がいいのかもしれない。





創真「…おいA！先生笑わせてみせたぞっ…て、お前…






なんで…泣いてんだ？」




貴方「…？！！…は？」



泣いている…だと？

私が？？泣いたことなんて…あの時しか…

…ああ、ホントだ…でもなんでなんだ？
あいつのためだぞ。


泣く必要性は、どこにある。


貴方「…ああ、すまないね。見苦しいものを見せた。

心配は無用だ、あまりのお前の失敗料理の酷さに、逆に感服してただけだから。」



単純な創真なら、このくらいで誤魔化せただろうか。

これが城一郎だったらだめだったな




創真「無理にゃぁ聴かねぇがよ…隠し事は、良くないぜ。

辛いことなら尚更。」


貴方「…っ！！
変なとこで勘いいな、お前は。

だがな、創真、愛ほど美しく、辛いものは、ないんだよ…」



これはさすがに、わからんだろ

創真「？」

ふふ、やっぱり、経験少なそうな奴だからな。






貴方「お前にもわかったら、いつか相談に乗ってもらうさ



さ…て、もうそろそろ授業も終わりだ、片付けを、始めたらどうだ」


創真「…あ、ああ、そうする」









今は一旦忘れよう…せっかくまたこの場所に戻れたのだから、

存分に、楽しむとしよう！

四章→←○

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す