【食戟のソーマ】 天才は女神のようでした

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…なんだ？創真の所…何かあったのか？



…あいつらか、大方塩でも大量に投入したんだろう。

チッ、堂々と言えばいいものを。

そういうのが一番嫌いだ




しかし創真よ…そのくらいのアクシデントは、乗り越えないと…

ここではやっていけないぞ…？





さて、私の方は完成だな…









うん。


美しいー…



コトッ

フアアアアッ



ローラン「おおおお！美しいー…！！肉の光沢もさることながら…なんとソースの美しいことか！」


貴方「お待たせいたしました。
ブッフブルギニョン。
オーダー完了ですね。




どうぞ

召し上がれ。」







パクッ

ローラン「っっっ…！！」


「おい！みろ！！」


「泣いている…？！！」

「微笑みながら、号泣しているぞ？！！」


ローラン「ああ、やはりあなたの料理は素晴らしい…



毎回思う…本当に私が食べて良いのかと、食べる権利があるのかと…


それほどの神々しさを放っている…」


貴方「…食べることに最初から権利など無い。




そんな縛りがあるのなら、私が潰して差し上げます。
そんな縛りを感じさせるようなら、私は料理人やめてもよいと思っています。


私は料理人を辞めたくない


だから…二度と私の前で、権利などという不快な言葉を使わないでください。」


それがたとえ、親友の考えだとしても…




ローラン「ああ、すまなかった…それを言っては君に失礼だったな。

美しさと共に、自由をモットーとする君に」


ニッ

ー女神は笑った、子供のような、無邪気な顔で


幼き頃から、彼女の料理を食しているローラン・シャペルは
彼女のことを、プロの料理人と見る他に、娘のような眼差しで見てきたが

幼さとは無縁にそのような笑顔を見たことがなかった。
彼女の環境がそうさせることを拒んだから。



だからこそ今、その笑顔を見れて、彼もまた、幸福感で満たされているのだった。





ローラン「…それにしても、早すぎる…完成までの時間が。
なのに、この柔らかさといい味といい、どうやったんだ？」


貴方「んー…ちょいと秘密だな。

簡単に作られちゃ私の仕事が減ってしまう。よくある企業秘密ってやつだよ

すまないね。




ああ、だが考え方は、次に出てくる創真達の料理と…似ているよ。ふふっ」


ローラン「ふっそうかでは、そちらも楽しみにしておかないとな！






して、結果は勿論…Aだ！！


本当に惜しい…本当はSでも足りんくらいだ。
また予約するよ、その時はよろしく。」

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