SWORD地区のお嬢 (ページ9)

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はじめまして、鬼邪高ページ9

いくらお昼前といっても

〈邪悪、危険〉

それを感じさせる雰囲気が漂っていた。

SWORD 地区、全国の悪ガキが集まってくる男子校、鬼邪高の正門をくぐる

『＿＿＿、元気かな…』
そうボソッと呟き、校舎へ向かった

___その頃、とある教室で

村「ねぇねぇ、関ちゃーん」

関「なんすか！村山さん！」

村「なんか面白いことないの？！」

関「んー、、、あ！」

村「お、なになに」

関「全日ステークス、しましょう！」

村「え、なにそれなにそれ！」

関「全日ステークスって言うのh…」

と続きを言いかけたところで、ガラッとドアが開いた

その場にいた全員が固まる

入り口に突っ立ったままのAは辺りを見渡して目的の人を探した
…が、居なかった

『あれ…教室間違えちゃった？
あ、すいません、間違えちゃったみたいです』

そう言って定時制の教室に現れたAはヘラっと笑ってその教室を後にした

村「え、今の、女の子だった？」

中林「そう、だよな？見間違いじゃないよな？」

その声を筆頭に定時の生徒は一斉に教室を出てみたのだが、そこにはさっきの女の姿はなかった。

村「俺、探しに行ってくる。」

そう言って村山という男は立ち上がった

「「俺たちも行こうぜ」」

と周りも言ったが「そんなに行っても無駄数だし俺らだけでいいから、お留守番ねー」という一言であっさりAの行方を追うことは叶わなかった。

村(なんかどっかで見たことあるんだけどなぁ…
　思い出せないなぁ…ま、いつか会えるでしょ！)

結局、その日1日Aと村山たちは会うことはなかった。