SWORD地区のお嬢 (ページ5)

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再会＿山王2 ページ5

『コブラ…！』

そう言い、ぎゅっと抱きついた

ｺﾌﾞﾗ「え…A！…おかえり。」
そう言って急に抱きついてきたAに驚きつつも優しく微笑んで抱きしめ返してくれた。

『…！ただいま！』

ﾀﾞﾝ「Aっていま何歳やっけ？」

ｺﾌﾞﾗ「16歳の、高校2年」

『おぉーー！！正解！』

ﾀﾞﾝ「さっすがー、なんでそんなん覚えてんの？！」

『コブラとナオミは毎年誕生日、メールで祝ってもらってたの！』

コブラとナオミだけだよ、山王では

そういって口を尖らせたが、すぐに

『でも、忘れられてたらどうしようって毎年ちょっとだけ不安だったから
嬉しいの。ありがと、』

そういうと、あぁといってコブラは微笑んだ

ｺﾌﾞﾗ「…で？今までどうしてた？」

『あーーっとね。色々話すと長くなるからまた今度ね？』

今はその話題に触れてほしくないので、サラッとその話題は交わした。

どうせ、なんかの流れで近々わかることだろうしということで
皆んなには申し訳ないけど話す時が来るまで待っててもらうことにした。

ﾔﾏﾄ「じゃ、これからどうするの？というか前の学校は？」

『前の学校は辞めた。つまんないし。
明日から鬼邪高に通うことにしたの。』

「「はぁ？！！？！？！」」

ﾅｵﾐ「A、本気で言ってるの⁉」

『本気じゃなきゃ言わないよー』そう言ってヘラっと笑う。

ﾁﾊﾙ「あんな、学校辞めといた方がいいと思うっす。」

『ええ、なんで？チハル、鬼邪高行ったことあるの？』

ﾁﾊﾙ「…ついこないだまでそこの高校に通ってました。
　一週間いるかいないかぐらいでしたけど」

『へー。そっかー。じゃ、なおさら行ってみる価値ありそうだねー

というか、元々ある人に会いたくて行くんだけどね？』

ｺﾌﾞﾗ「村山か？」

『村山？誰だっけ』

ｺﾌﾞﾗ「鬼邪高の番張ってるやつ。」

『あぁー、んーん。その人じゃない』

ｺﾌﾞﾗ「ふーん。」