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『あ、あの.....気付けなくてごめんなさい!』
「いや、あんさんは悪くないから安心しぃや」
呆れたのか苦笑いをしながらそう言ったのは赤い目をした先輩。
さっき、ゾムと呼ばれた人に前にいる私の事を伝えてくれた人と声が同じだった。
膝擦りむいとるやん、と赤い目の先輩は大きめの絆創膏を鞄から取り出して、私にくれた。
『あ、有難うございます.....』
「別にええよ。それよりゾム、お前もう少し気ぃつけなあかんで」
「分かっとるて.....」
ムスッとした様子で答えるのは私とぶつかったゾム先輩。
赤い目の先輩に軽い説教を受けて不貞腐れていたが、私と目が合うとごめんな、ともう一度謝ってきた。
『いやっ、あの.....私の方にも非はあるので本当に、大丈夫ですよ.....』
「ええ子やなぁ。でもこいつが100パー悪いから怒ってもええんやで?」
そう言うのは桃色の目をした先輩だ。
先輩も怒っていないのかと、気付かれないように顔色を伺うが、特に怒っている様子では無かった。
良かった、と安堵して一気に肩の力が抜けた。
「てかお前ら、何時まで手繋いどるん」
水色の目をした先輩が指摘をした。
自分の右手に目をやると、ゾム先輩の左手を握ったままだった。
慌てて手を離すと、ゾム先輩の左手の中指にはめてあった物に目が止まった。
『.....指輪?』
「え.....あ、な、何でもないで!」
考えていた筈が口に出ていた様で、慌てた様子でゾム先輩は左手を右手で
慌てて隠した事に疑問が浮かんだが、何か事情があるのかもと思い、聞くのは辞めておく事にした。
「君、多分1年生やろ?はよ行かんと入学式遅刻するで」
青い目をした先輩が教えてくれたことにより、ハッと思い出した。
近くの公園にあった時計に目をやると、7時45分になっていた。
『あっ、時間ヤバい.....!ええと、さっきは本当にごめんなさい。遅刻しそうなので失礼します.....!!』
先輩達にぺこりと一礼してから、私は猛ダッシュで学校へと向かった。
「指輪見られたけど.....大丈夫なんかな.....」
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紅木馬 - 最近またまどマギ観たいと思ってまどマギで探したらまさかの好きな実況グループとオムニバス(？)してたので凄く嬉しかったです！面白かった!! (2021年10月17日 23時) (
レス) id: f2cf7e63e5 (このIDを非表示/違反報告)
カカオ - おつ2@通りすがりの饅頭さん» 有難うございます!現在マミらせるべきなのか悩み中なので分かりません…! (2021年8月19日 7時) (レス) id: 3d4dafd190 (このIDを非表示/違反報告)
おつ2@通りすがりの饅頭(プロフ) - 神だ(真顔) 原作に基づいてて凄くおもしろいです！！！ もしかして…マミらレるのは誰だろう… (2021年8月18日 23時) (レス) id: a35a0a8639 (このIDを非表示/違反報告)
カカオ - ブバルディアさん» 有難うございます!物語の進行は原作に寄せる予定ですが死ネタとかは入れない予定です。ただ多少の流血表現などはあるかもなので注意書きに追記させていただきます。これからも頑張ります! (2021年8月16日 19時) (レス) id: 3d4dafd190 (このIDを非表示/違反報告)
ブバルディア(プロフ) - 素敵な作品ですね！まどマギ好きなのでこのパロはとても嬉しいです！1つ気になってることがあるんですけど、原作に寄せる予定ですか？死ネタとかあるならそれも追記しといた方がいいんじゃないかなと思ったのでコメントさせて頂きました。これからも頑張ってください！ (2021年8月16日 18時) (レス) id: fb353fd18f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カカオ | 作成日時：2021年8月14日 22時
