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黄side
「ん、飲んで。はよ。」
デジャブやんけ。
そんなこと思いながらも、
ほんまに嫌そうなはまちゃんに心が痛む。
しげに対して抱く兄心と、
はまちゃんに対して抱く兄心はちょっと違う。
まあ、差が違うから当たり前なんやけど。
紫「っはぁ、じゅんた、…しんど、い」
「ん、せやなぁ。どうしてたら楽？」
この質問に、黙ってしまったはまちゃん。
橙「座っとくか？寝てしまいたい？」
すかさず照史が、フォロー入れてくれた。
けどそれに答えることはなく、数十秒。
「はーまちゃん、どした…？」
橙「んー、つらいなぁ…」
滅多に人前で泣かないはまちゃんが、
目に溜めきれなかった涙を流した。
紫「…、ぎゅ…して、て…」
あまりにも珍しくて、照史と顔を見合わせる。
橙「ん、ほんなら座ってよな？」
俺がキョトンとしている間にも、
はまちゃんを抱きしめやすい体勢にしてくれている。
照史と交代でそばにおってやればいいかなぁ、
なんて思っとったけど。
紫「じゅんた、…ん、…んー、」
橙「ふふっ、淳太くんがええみたいやで？」
「え、俺？」
橙「だって、唯一のお兄ちゃんやもんなあ？
そこはもう、しゃーないわ！」
「全然、ええけど。照史の方が抱擁力あんで？」
橙「誰がデブや。」
紫「んふふっ、あきと、も…、おってな…？」
橙「はいよ、ずっとおるから安心して寝？」
ベッドに座って壁にもたれて、
はまちゃんを膝に乗せる形で抱きしめる。
似たような背格好やから、
この体勢がほんまに楽なんか？ていうのは疑問。
でも、安心するんやろうな。
「もう、寝たわ。」
橙「はや。なんか、かわいい一面見れたな。」
「せやな、滅多にないもんな。」
橙「うん。しばらく寝れるとええねんけど。」
そんな思いが届いたのか、
気分が悪くて起きることもなく夕方まで寝れた。
赤「…はまちゃん、ごめんなぁ」
紫「しげちゃんのせいやないよ。
それより、倒れんでよかった…」
「2人とも調子悪いんやから、
自分のことだけ考えて休んでください。」
しげは帰ってくるなり、
はまちゃんのことばっかり。
みんな帰って来て、騒がしくて起きたはまちゃんも、
しげを仕事に行かせたことをまだ悔やんで謝って。
いっつもアホみたいな言い合いしてるこいつらも、
同時に弱ってたら気遣いまくり。
静かでええけど、
はよ元気になってくれよ。
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blue(プロフ) - グズグズ神ちゃんすごく可愛かったです‼︎ありがとうございました！ (2022年4月28日 1時) (
レス) id: 2c82dc0af0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - ななさん» ありがとうございます！本当にスローペースで申し訳ありませんが、お付き合いいただけると嬉しいです！ (2021年5月10日 0時) (レス) id: 0aad7d46c2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - はまちさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきます！ (2021年5月10日 0時) (レス) id: 0aad7d46c2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - s.d.westさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきます！ (2021年5月10日 0時) (レス) id: 0aad7d46c2 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - blueさん» リクエストありがとうございます！おそくなりすみません、書かせていただきます！ (2021年5月10日 0時) (レス) id: 0aad7d46c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ | 作成日時：2021年2月23日 2時
