第七犠牲者 ページ7
高木がドアの向こう側にいる。
そう気づいてからの伊野尾の行動は早かった。
「開けろ高木〜〜っ！」
「やだよ伊野尾君！！絶対！！」
「おいオネェ！！」
「違うから！」
さすがオネェ(本人否定)、ドアを押さえる力がなかなかに強い。
痺れを切らした伊野尾がドアを叩き始める。
「あっきっらっめっろ〜！」
「何で微妙にフレンドパークを意識したようなリズムで叩くの！？」
ドアの隙間から中を一瞬見てしまった高木は全てを理解したのだ。
これは逃げなくてはいけない。
ただここでドアから手を離して逃げたところで向こうには知念がいる。逃げられるはずがない。
とゆーか女装集団から全力で逃げる自分を想像すると普通に怖い。
下手すると文春にやられる。あそこ怖ぇもん。
こうなったら相手が諦めるまでドアを押さえ続けるのだ。
勝てなくても良い、負けても良い、それでもこのドアだけは押さえ続けなければならない。あっ「勝てなくても」と「負けても」って意味同じやーん。
「ゆーやのためにメイド服準備してるんだって！」
「しなくて良い！」
「ヘアメイクの山本さんと原森さんも協力してくれるって！」
「何で協力しちゃうの山本さん原森さんっ！！！」
高木の魂の叫び(ソウルシャウト)もむなしく、次の瞬間ドアがこじ開けられた。
「宇宙人がドアを開けられないはずがないだろ！」
「ドラマの告知を挟んでいくスタイル」
※東京エイリアンブラザーズは深夜に放送だよ！
そこのキッズ達！録画して朝見るようにしようね！
そうじゃないと授業中に眠気で崩れ落ちるぞ！(経験済み)
「ほら、高木……メイド服だぞ……」
「ゆーや絶対似合うって！」
女装したメンバーに女装を勧められる。本能的な恐怖を感じざるを得ない。
情況は一進一退だった。
ごめん、ここから先思い付かなかったから省略して良い？ありがとう！
「高木…メイド服、似合ってるぜ……！」
「嬉しくなぁい……」
【次回！】
増えていく犠牲者、減っていく時間…
残されたターゲットはあと１人！
男の願望と誓い、被害者の恐怖、この3つが重なりあい物語はクライマックスへと歩みを進めていく＿＿＿
そこで待ち受けているものは悲劇か喜劇か？
それを知るのはヘアメイクの山本さんと原森さんのみ…
「狙え！挟み撃ちだ！」
「どんな犠牲をはらっても…俺は諦めたくない！」
「この作戦に…命を賭ける……！！」
次回…【薮逃げて超逃げて】
お楽しみに！
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岡田侑翔 - 完結おめでとうございます！面白かったです！！ (2018年7月29日 14時) (
レス) id: 82f66bbc1c (このIDを非表示/違反報告)
クウ(プロフ) - りんりんさん» ありがとうございます！！「面白い」にさらに「とても」を付けていただけるとは…！感謝の極みです…！これからもよろしくお願いいたします！m(__)m (2018年7月21日 16時) (レス) id: f5d04ac57e (このIDを非表示/違反報告)
クウ(プロフ) - 岡田侑翔さん» ありがとうございます〜〜！面白いと言っていただけるのが一番の応援なので本当に嬉しいです…！これからもよろしくお願いいたしますm(__)m (2018年7月21日 16時) (レス) id: f5d04ac57e (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - とても面白いのでぜひ更新してください！！ (2018年7月13日 22時) (レス) id: cb8a59094f (このIDを非表示/違反報告)
岡田侑翔 - おもしろいです！書き続けるのは大変かもしれませんが、頑張って下さい！！ (2018年7月13日 16時) (レス) id: 82f66bbc1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クウ | 作成日時：2018年7月11日 14時
