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佐野君の体操服が、今、俺の手の中にある。
塩��君に見られているにも関わらず、それだけで、心臓が激しく脈打ち、体が熱くなっていく。
同時に、呼吸も鼻でするには足りないほど苦しくなる。
口から漏れる俺の呼吸が、耳に聞こえるほど大きくなり、早く、浅くなっていく。
そして、さっきまで恥ずかしくてそんなことできるわけがない、と思っていたのに、この体操服を手にして、昨日の更衣室の時のように、俺の理性は音を立てて崩壊していくのを感じていた。
今すぐこの欲望を満たしたい。
段々と、そのことしか考えられなくなってくる。
「早くやれよ」
その言葉を皮切りに、俺は、塩��君が見ていることも忘れて、その体操服を何の躊躇もなく鼻に押し付けて、思い切り息を吸い込んだ。
昨日の制服とはまた違う、甘い匂いと、佐野君の汗の匂いが肺に、体に脳に満ちていく。
息をするたびにその香りが俺の体をめぐり、恥じらいなど遠く彼方へ置き去りにして理性の枷を粉々に壊していく。
全身が激しく脈打ち、どんどんと快楽の渦に溺れていく。
心地いい、気持ちいい、もっと心地よくなりたい、もっと気持ちよくなりたい。
性 欲が溢れ出して、俺は、知らぬうちに大きく膨らんだスラックスを支えるベルトを外し、チャックを緩めて、その中に手を伸ばした。
人の服を鼻にあてがい、自分の下半身をまさぐるその様は、まるで理性のかけらもない猿のように見えたことだろう。
さぞ、愚かで汚らわしく見えたことだろう。
それでも俺はそんなことお構いなしに、快楽を求め、この抑えきれない性 欲を発散させるため、一心不乱に自らを慰めることを優先させたのだった。
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milkssss(プロフ) - めるてぃーさん» ありがとうございます！明日には完結できるように頑張ります！！ (2020年1月30日 19時) (
レス) id: a9a20d4e33 (このIDを非表示/違反報告)
めるてぃー - 更新がはやいので嬉しいです、頑張ってください！ (2020年1月30日 5時) (レス) id: 3d377f7936 (このIDを非表示/違反報告)
milkssss(プロフ) - みるくさん» コメントありがとうございます。そういっていただけて嬉しいです！ (2020年1月21日 18時) (レス) id: 81ca320fbb (このIDを非表示/違反報告)
みるく - すごく続きが気になります！ 更新頑張ってください！ (2020年1月20日 21時) (レス) id: 715edf2e0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milkssss | 作成日時：2020年1月20日 19時
