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何でもない日常のはずだが、俺にはこの一日の始まりも、とても憂鬱なものだった。
俺の高校はクラス替えがないため、高校で過ごす三年間、同じクラスメートが顔をそろえて過ごすことになる。

だけど、一つ空いた席。

この席は、もう一年近く生徒が座っていない。
寂しそうに、窓から差し込む日の光を浴びているだけだ。
同じ列にあるその席は、もちろん俺の視界にも否応なく入ってくる。
それだけで、俺の心はひどく締め付けられ、吐き気を催す。

『板垣瑞生』

あの席はその生徒が座る席だった。
でも、彼はある日を境に学校に来ることはなくなった。
誰が連絡しても、家に行っても、もう会うことすらしてくれない。
今朝も、あいつの家に行ってきたけど、結局俺がずっと玄関先でインターフォンを鳴らしてるだけで終わってしまった。
もうこんなことを、約一年間続けている。

初めのうちはクラスの友達や、部活の仲間が一緒に来てくれていたけど、いつからか、俺一人がこんなことを続けている。
周りからは「もう諦めたら?」と言われるが、俺は諦めたくない。
どうしても、あいつに逢いたいし、言いたいことも沢山ある。

だって、あいつがあんな風になってしまったのは…

俺のせいなんだから…


 

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作者名:milkssss | 作成日時:2020年1月11日 18時

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