.04 ページ4
.
七海くんとの電話を終え、悟に目を向ける.
『 ……悟、お酒飲んだの？ 』
「 そーそ. ノンアルだと思ったら、店員の間違いで普通のお酒でさー.
飲み終わった頃に店員に言われてさ. 」
本人に確かめれば、
自分でも分かっているようだ.
下戸の悟がジョッキ1杯分のお酒を飲めば、
酔うことは容易いのかもしれない.
ひとくち飲んだ時点で気づかなかったのかな.
酔った勢いで、私の家に来たというのだろうか.
来る意味が分からないけど.
『 はぁっ…もう 』
台所に行き、コップに水を注ぐ.
私のお気に入りのソファでくつろぐ悟にそれを差し出せば、有無を言わずに大人しく受け取り、一気飲みした.
『 …酔いが覚めたら、帰ってよね 』
「 え〜、このソファから離れたくない 」
この男は……
自由奔放すぎるって.
「 ……ねー、A 」
『 …なに 』
ちらりと悟に目を向ければ、
こちらに向けて両手を広げている.
いつの間にか目隠しを下にずらしていており、
アクアブルーの双眼と目が合う.
『 …っ 』
「 来て」
『 …は？ 』
「 ハグさせて 」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1720人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ましゅふわ - これは神作品だ………。更新頑張って下さいね！！！ (2020年11月12日 23時) (
レス) id: d8537287d4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - え、しゅき (2020年11月12日 17時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2020年11月12日 11時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まっちゃろん
| 作成日時：2020年11月11日 23時
