りんご飴が八個 ページ8
『コレの赤丸が今まで呪霊が発見された場所』
加茂｢ヨコハマ全域だな｣
伏黒｢こりゃ一気に全部を守るのは無理に近いな｣
加茂｢ああ。だから原因から探るのが一番だ｣
虎杖｢原因？｣
『こんだけの数は自然発生しない。つまりコレだけの呪霊が現れることとなった原因を潰そってことだね』
一階のホワイトボートに貼り付けたヨコハマ地図。そこにポツポツと付いている赤丸のシール。
そのシールこそが呪霊を追う数少ない手掛かりだった。
『まずはヨコハマに強くならないといけないね。今日は外に出てヨコハマの裏事情を探ることにしようか』
虎杖｢裏事情？｣
『ヨコハマは"異能力"という術式とはまた異なる能力を持った能力者達が集う場所。私と憲紀ちゃんはその能力者に焦点を当ててる
そしてヨコハマにはポートマフィアというマフィア集団、武装探偵社という組織が存在してる』
加茂｢つまりマフィアや探偵社との間で起きた戦いや何かが呪霊増大のきっかけを作ったと考えられる｣
虎杖｢じゃ、それを調べよってこと？｣
『そういうことだねぇ。物分かりが良いね、りんご飴あげる〜』
虎杖｢え、やった！｣
伏黒｢じゃあ俺と虎杖、釘崎の東京校はこの一帯を調べてきます｣
加茂｢では私は残りを｣
釘崎｢Aさんはやらないの？｣
『私は少し此処に残ってやりたいことがあるんだ、だいじょぶ、そのうち教えたげるから』
虎杖｢行ってきまーーす！｣
伏黒｢お前は遠足に行く子供か？｣
『行ってらっしゃ〜い』
パタンと木製の扉が閉まり、建物内に誰一人の気配が消えた。事務所のソファでりんご飴を食べていた私は、立ち上がって私しか知らない地下室への扉を開けた。
地下室へは、事務所内の石造りの床の中のある真っ黒い石に指紋を当てることでまず扉が現れる。その扉に一時間に一回変わるパスコードを打ち込まないと入れない仕組みになっている。
どちらかというと、したって言い方が正しい。
パスコードは私のスマホにしか来ないからね！上層部のお爺ちゃんが来ても此処に隠れられるのは利点だよね〜。あの頭の固いお爺ちゃんは駄目だよ。
地下室のコート掛けに掛けてある白衣に袖を通す。コレでも"呪霊生態学"という分野では第一人者なんだよね。
凄い人なんだよ、私って！
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通りすがりの樋口 - あなた様は神様ですか！？更新楽しみに待ってます！頑張ってください！！ (2021年8月30日 12時) (
レス) id: 81c14bd0e3 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴@東方＆文スト大好き人間(プロフ) - とっても面白いです！！続きが楽しみすぎる……！！！それでなんですが、第「三」勢力との描写ですが、ポートマフィア、武装探偵社の他に異能特務課もあるので、第「四」勢力とする方が良いかと思われます！ (2021年8月23日 9時) (レス) id: 61e081417a (このIDを非表示/違反報告)
YUKI - 更新ありがとうございます。この先の物語が気になってしまいます！無理しない程度に頑張って下さい。 (2021年8月20日 20時) (レス) id: e305977ea6 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 神作！神作！面白すぎです！ (2021年8月19日 23時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
夏雨(プロフ) - 凄い面白いです！これからも更新頑張ってください！ (2021年8月19日 15時) (レス) id: f0a52413d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kaoru | 作成日時：2021年8月18日 1時
