りんご飴が四十個 ページ40
『そういえば何で私の位置が分かったの？』
ただいま江戸川ちゃんに引っ張られ、武装探偵社に直行中です。待って腕がもげるもげる！！痛い痛い痛い！！離して離して！
｢そりゃあまあ僕は名探偵だからね！僕の異能力"超推理"で一発さ！｣
『へ〜･･･それは凄いねぇ』
プルルルル、プルルルル。
江戸川ちゃんの上着のポケットに入っている携帯が鳴り響いた。回りに人がいなかったからか、余計にその着信音は不吉な音に聞こえた。
｢乱歩さん、国木田です！武装探偵社に謎の怪物が襲ってきています！！此方には戻らないで下さい！！｢ぐあっ！！！｣敦！！｣
江戸川｢何が起きている･･････うわっ！？急に何なのさ！｣
江戸川ちゃんをお姫様抱っこし、走り出す。軽く助走を付けて･･････っとぉ！レンガ造りの建物の上を飛び越えていく。
『武装探偵社までの道を！流石に覚えちゃいない！』
江戸川｢あの怪物を倒せるのか！？｣
『多分ね！ほら早く！』
江戸川｢右にまっすぐ！｣
右ね！
正面に飛ばしていた所を足で急ブレーキを掛け方向を右へ変える。憲紀ちゃん達に連絡をしている暇は無いかな･･･
ビルからビルへ、ビルからアパート、住宅地。江戸川ちゃんの安全を最優先でできる限りの速度で飛ばす。
んにしても何でこんな釘崎ちゃんのいない厄介な時間にこう来るんだ？
まるでこっちを見ているみたいだね。
江戸川｢見えた！今爆風を起こしたアソコ！｣
『OKっと！』
江戸川｢･･････社長！！！｣
｢乱歩！？何故･･･それより誰だ！｣
『世界一の名探偵さんの撒いた美味しい餌に引き寄せられたんだよね〜』
江戸川ちゃんの衝撃を考え、空中で速度を落とす。武装探偵社の原型を留めていない扉の前に着地する。
江戸川ちゃんを下ろし、部屋の中にいる呪霊に目を向ける。
『見た感じ準一級っていうラインかな？』
｢ゥゴログァ･･････ジュジュツシ･･･コロス･･･レイソク、メイ、レイ｣
『零息の手駒ちゃんか･･･』
｢ゥゴログァ！！！！ロガァ！！｣
『何語･･･？』
右手の人差し指に嵌めてある銀の指輪の窪みを指で押す。
窪みから現れた刃で、ザシュッ！！と音を立てて親指指は血を流して切れた。
空中に舞った血を毒に変換する。
毒は毒々しい紫色の蝶に形を変わり、魅了するかのように宙に舞う。
『さぁ････遊ぼうか？』
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通りすがりの樋口 - あなた様は神様ですか！？更新楽しみに待ってます！頑張ってください！！ (2021年8月30日 12時) (
レス) id: 81c14bd0e3 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴@東方＆文スト大好き人間(プロフ) - とっても面白いです！！続きが楽しみすぎる……！！！それでなんですが、第「三」勢力との描写ですが、ポートマフィア、武装探偵社の他に異能特務課もあるので、第「四」勢力とする方が良いかと思われます！ (2021年8月23日 9時) (レス) id: 61e081417a (このIDを非表示/違反報告)
YUKI - 更新ありがとうございます。この先の物語が気になってしまいます！無理しない程度に頑張って下さい。 (2021年8月20日 20時) (レス) id: e305977ea6 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 神作！神作！面白すぎです！ (2021年8月19日 23時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
夏雨(プロフ) - 凄い面白いです！これからも更新頑張ってください！ (2021年8月19日 15時) (レス) id: f0a52413d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kaoru | 作成日時：2021年8月18日 1時
