何番目でも良いので貴方のオンナにしてください

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私が見るからに、ヤバそうな顔を浮かべたからだろうか



「これ、樹絡みでしょ」



本人を前に、大我くんはズバッと核心をついてきた。
田中くんは、切なそうな顔を浮かべている。



『そう、かもしれないけど
それがなんなの…』



別に、私が誰と一緒にいようが
周りに批判されようが
知ったこっちゃない。



心残りは親友のマリちゃんと仲良くできないこと
だけれど



連絡だって毎日とってるし
家で遊ぶ約束だってしてるし



『上履きが無くなろうが

変な紙が入ってようが


私はやりたいようにするよ』



2人が鳩に豆鉄砲を食らったような顔でこちらを見ている。



案外気が強いと思われた？



女の子らしくないと思われた？




でも、思い返してほしい。
接点もほとんどない私が、その身一つで
突然田中くんにオンナにしてくれと言った時点で



私は感覚が普通ではないのだ。



「俺のせいなのに、こんなこと言うの
あれだけど

上履きないのだって、暴言のこんな紙だって


周りからしたら大したことだし…


今度からちゃんと言って？」



私が隠していたことへの怒りと
自分のせいでこうなっているという罪悪感からか
彼の目と私の目は合わない。

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