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『うん、言う…けどさ、
田中くんが私をオンナにしてくれたら
こんなトラブルも解決すると思う!』
名案だ、と思い私が言うと、
逸らされていた目がばっちり合い
驚いて見開かれているのが確認できた。
「それは、ダメ」
あれ、"無理"じゃ無くて"ダメ"に変わっている。
友だちになった優しさだろうか。
『なんで??』
「まだ諦めてなかったの?」
『友だちになったら諦めなきゃいけない制度
ないよね?』
やいやいと言い合う私と田中くん。
そんな私たちのやりとりを
大我くんは優しい表情で見守る。
『だってオンナにしてくれたら
オンナ同士咎め合うの禁止っていう
暗黙のルールあるじゃん
それが良い』
「ぷはっさすが樹のオンナ情報詳しい」
なかなか折れない私に大我くんがついに
堪え切れなくて笑い出す。
「ダメ!とにかく無理なもんは無理!」
あ、"ダメ"も"無理"も言われてしまった。
『なんでよ!納得いかない』
田中くんとここまで言い合う仲に
この短期間でなれたことの喜びを噛み締めつつ
私の最大の疑問をぶつけた。
なぜ私は無理なのか。
「…Aちゃんは
他のやつと一緒にはしたくないの」
…ああ、この意味がどっちだとしても
私は良い方に考えます。
これは今現在の彼の考えであって
最初断った時はどういう理由だったとしても
私が彼の中で、着実に
他のオンナの方とは違うポジションに
なってきていると、思って良いよね?
『はーやっぱ田中くん好き』
「俺は?ねぇ、俺は?」
『大我くんも、好きだよ別の意味で』
「そこはっきりさせるんだね」
唇を尖らせながら大我くんが言った。
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Runaaaaa(プロフ) - いなさん» 盗作について、数人の方からご報告をいただき、違反報告をしてまいりましたが対応がなされませんでした。しかし、昨日他に被害に遭われていた作者様からアカウント消去の対応がなされたと教えていただきましたので一件落着かと存じます。ご報告ありがとうございました。 (2020年5月31日 10時) (レス) id: 06d7182586 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 突然すみません。プリ小説というサイトでこちらの作品が作品名から内容まで全てコピペで掲載されています。他の作者さんも無断転載?盗作?の被害に合っているようなので、取り急ぎ報告させて頂きました。 (2020年5月30日 2時) (レス) id: 84bd05b399 (このIDを非表示/違反報告)
Runaaaaa(プロフ) - 澪さん» そこことについては、是非移行先で…!笑 お楽しみくださいませ。 (2019年11月30日 12時) (レス) id: 06d7182586 (このIDを非表示/違反報告)
Runaaaaa(プロフ) - おむらいすさん» 以降いたしましたので、ぜひご覧ください!よろしくお願い致します! (2019年11月30日 12時) (レス) id: 06d7182586 (このIDを非表示/違反報告)
おむらいす(プロフ) - 移行まってます!!! (2019年11月29日 16時) (レス) id: baf496e719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Runaaaaa | 作成日時:2019年11月7日 20時