キラー・チルドレン ページ7
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外出も終わり、陽が西に傾いてきた。明るかった街並みに影が差し込み、なんとも郷愁を誘う様な風景に自然と目がいく。
ハナ「よぉーし!じゃ、カレー作るよー!」
カヤ「やったー!カレーだ!」
ハナが声を張り上げると、カヤは嬉しそうに飛び跳ねた。無邪気。
どうやらカレーが好きなのはシチリアも日本も変わらないらしい。
するとアンシーとローンが駆け寄ってきた。
アンシー「A!具材を炒めるから、ちょっとこっちの方を炒めてくれる?」
A「あっ...うん!」
きっと鍋一つでは足りないのだろう。
そうだよね。男の子もいるし、育ち盛りだもん。
ローン「へぇーすごいな。お前料理できるのか。」
ローンが感心したように鍋を覗き込む。近い!
アンシー「まったくローンってば、ろくににんじんの皮も剥けないの。おかしいでしょ?」
アンシーが可笑しそうに笑うと、ローンが振り返った。
ローン「バーカ。俺ん家は貧乏だったんだよ!どっかのお嬢さんとは違いますからね〜!」
アンシー「なによー」
あっ........そういえば、みんなも攫われてきたのか........
お父さんとお母さん、きっと探してるよ....
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ピカイヤ(プロフ) - 梅さん» 有難うございます!励みになります! (2019年8月8日 19時) (レス) id: a5f674f1c4 (このIDを非表示/違反報告)
梅 - くっそおもしれえな… (2019年8月8日 11時) (レス) id: cb5f48a9b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピカイヤ | 作成日時:2019年8月8日 10時