船の中 ページ2
意識が戻る。
?「ああ、気がついたか。」
目を開けると柄の悪そうな男がこちらを見ていた。
怖い。
A「あの........私は一体........ここはどこですか........」
さっきまで自分は通学路を歩いていた。
すると男は少し憐れむような顔をした。
男「可哀想になぁ........お前、売られるんだよ。」
A「?まだ未成年ですよ。」
男「いや、そうじゃなくて。十万くらいで、殺し屋のハナってやつに売るんだよ。」
A「ハナ........日本の人、ですか。」
男「タダの日本人じゃねぇ。殺し屋だ。」
その時、Aは恐ろしいことにやっと気づいた。そう、殺し屋だ。
A「私、死ぬんですか。」
男「いや、その心配はねぇ。」
........?殺されないのだろうか。
男「あいつの所へ行けばわかる。じきに港さ。」
A「!ど、どこですかここ!」
男「ははっ。今頃か?」
男は寂しそうに笑いながらも言った。
「シチリア島、ってな。」
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ピカイヤ(プロフ) - 梅さん» 有難うございます!励みになります! (2019年8月8日 19時) (レス) id: a5f674f1c4 (このIDを非表示/違反報告)
梅 - くっそおもしれえな… (2019年8月8日 11時) (レス) id: cb5f48a9b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピカイヤ | 作成日時:2019年8月8日 10時