君の夢、僕と叶えよう《2》 (ページ25)

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とても儚いものに見えてページ25

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目を覚ましたら隣で結星が寝ている。
そして時計を確認すると、4時間目が終わる時刻の10分前。絶妙なタイミングで目を覚ました自分を心の中でそっと褒め称えて、結星を起こす。

『結星ー、起きて～』

結星「んー」

意外と寝起きが悪いタイプかと思うけど、私は毎朝強敵、皇輝くんを起こしているからこんなのどうってことない。

『ななせー!起きてぇ!』

人はお腹を叩かれると起きるって誰かが言ってたから皇輝くんで試したところ一発だった。

結星「っ、うわっ!…俺、ながせね?!」

『おはよう』

結星「おはよう」

やっぱり結星にも効くらしい。誰が教えてくれたのかわからないけど、教えてくれた人ありがとう。

結星「ねむ、」

『あと10分で4時間目終わるよ』

結星「あ、そうなの?結構寝たなー」

結構寝たと言っても多分20分くらいだけど。

結星「なんか変な夢見たわ」

『どんな夢?』

結星「いや、まだ言わないでおく」