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結星「ゆかりってさ、」
『うん?』
結星「いつも悲しそうにしてるけど、美織さんを好きで楽しかったことってないの?」
『そりゃあもちろんあるよ』
結星「たとえば?」
『男の子と女の子ってどうしても一生わかりきれないものってあるじゃない?』
結星「あるね」
『女の子にしかわからないこともあるし、その逆もあるけど、それをわかってくれる人を好きでいられるのは楽しいというか、嬉しいかな』
初めてかもしれない。
いつもいつもなんで同性を好きになっちゃったんだろうとか、異性を好きになりたかったとか思ってた。
たけど、口に出して初めて自分が美織を好きでいて楽しいことも嬉しいこともあったことに気がついた。
結星「じゃあ、ゆかりは美織さんを好きで幸せではあるんだね」
『どうなんだろう、幸せなのかな』
結星「幸せ、なんじゃない?」
『だといいんだけど』
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作者名：ルナ
| 作成日時：2021年1月24日 21時
