君の夢、僕と叶えよう《2》 (ページ22)

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普通の恋愛ページ22

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体育のあとの世界史は地獄。
もういっそのことサボっちゃおうかと思って、隣の席にいる美織に屋上に行ってくると伝える。

『美織ー、私屋上行ってくるね～』

美織「あー!サボり魔!笑」

『そんな頻繁にサボってない!笑』

美織「まあ、ゆかりは休んでもできちゃうからね～頭いいからさ!私と違って!」

『そんなことはないけど』

授業が始まる7分前。
先生が現れる前にさっさと行ってしまおう。

どうせ屋上に行っても何もすることなんてないし、暇なだけなのだけど。授業中に眠りの海をさまようよりは屋上でのんびりしていた方が楽しい。

「ゆかり、」

『…っ、うわ、結星』

結星「うわって、結構酷いからね?!」

『だってまさか来ると思わないから』

結星「俺、結構タイミングバッチリじゃない?」

『確かに来てほしい時に来てくれるよね』

結星「でしょ?たまたま見かけただけなんだけどさ」

『体育の後の授業って眠いじゃん』

結星「まあね」