君の夢、僕と叶えよう《2》 (ページ23)

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結星「でもさ、それだけじゃないっしょ?」

『……、』

結星「図星だ」

『なんかな～って』

結星「ゆかりは1人で抱え込みすぎ。ゆかりには信頼できるお兄さんと弟がいるじゃん。俺だっている」

『結星って、たまに大人っぽくて寂しくなる』

結星「たまにって、一言余計!」

でも寂しくなるのは事実。
私が長期に渡って悩んでたこともあっという間に解決してくれたのも結星だったし、こうして私は何も言ってないのに私がなにかに悩んでることに気づいてくれるのも結星。

たまに見かける結星がクラスの友だちとはしゃいでる時からは全く想像がつかないことを言ってくれるから自分がちっぽけに感じる。

結星「俺、嬉しかったからさー」

『え?』

結星「ゆかりが自分の秘密を俺に言ってくれたの」

『そうなの?』

結星「そりゃあさ、俺のこと信用してくれてるんだなって思うじゃん。多くの人に言ってない秘密を明かしてくれるなんて」

『そういうもの?』

結星「そういうもの。だからゆかりのことを他の人よりも知ってるのであればゆかりの力になりたいって思うよ」