君の夢、僕と叶えよう《2》 (ページ19)

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私は望んでいないんだよページ19

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「ゆかりー」

『あ、ななせ!』

結星「いや、長瀬ね?!」

『いいじゃん、いいじゃん』

結星「いや、良くない良くない!」

1時間目が終わって直ぐに結星が教室に来て、貸していたテキストを返しに来た。

結星「ゆかりが英語得意なの意外だった」

『え、なんで得意だと思うの?』

結星「答えは書き込んでないけど、×だけついてたから間違えたとこにつけてんのかなーと思って」

『あ、そういうこと。英語しかできないんだけどね』

結星「謙遜だとしか思えない」

『ほんと!』

結星「どうだかな～…って次移動だわ」

慌ただしい人だな～と思いつつも、皇輝くんと星輝くん以外で唯一まともに話すことができる男の子だからちょっと嬉しい。

「ゆかり、長瀬くんと仲良くなってるじゃーん」

『へ、?うん!』

不意に私に話しかけてきたのは、今年初めて同じクラスになったナミ。
ナミも私と結星のコンビをゴリ押ししてきている一人で、今もニヤニヤしている。

ナミ「くっつく日も近かったりして?!」

『そんなんじゃないよ笑』