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「お疲れ様です。Aです」
そんな良いのか悪いのか、いや良くはないタイミングでノックしてきたヌナ。いつもは後輩の僕たちから挨拶に行ってるのにどうしたんだろう
RM「どうぞ」
リーダーが一言声をかけると、マネージャーのスアさんとヌナが一緒に入ってきた。またしても2人とも表情を変えない。美人の無表情って怖いな、なんてことを考えてた
「お忙しい中すみません。次のスケジュールがあるのでご挨拶だけでもと思いまして」
ジン「わざわざありがとうございます。本当なら僕たちが伺わなければいけないのに」
「いえ、お気になさらず。本日はありがとうございました。また機会があればよろしくお願いします」
RM「こちらこそよろしくお願いします。アルバムの記録拝見しました。おめでとうございます」
さっきのテヒョンイヒョンのおかげがいつもは定型文で終わる挨拶に少しだけだけど追加の文章が加わった。
「防弾少年団さんたちのご活躍も拝見させて頂います。カムバック大変だと思いますが頑張ってください」
なのにいつもと変わらずに無表情のまま淡々と述べた後それでは、と頭を下げて出ていってしまった。
ジミン「欲しいわけじゃないですけど挨拶にきてアルバム持ってこない女の子のアイドルも珍しいですよね」
ユンギ「みんなアホみたいにアルバムだのなんだの持ってくるからな」
なんでこんなにもヌナがヒョンたちから苦手意識を持たれているのかと言うと、僕たちがデビューしてすぐの噂話が1番最初の原因だった、気がする。
『防弾少年団って最近デビューしたグループ、有名な事務所じゃないからってAが手を出さなかったって』
『アイツ、あんなに遊んでるのに事務所とかは選んでんだ。弱小事務所はお目に叶わずか』
その頃の僕たちは、大手事務所じゃなかったことやデビューアルバムが中々売れなかったことと今よりも幼い思考の中でたくさんの心無い言葉を処理していた。たぶん、だからそんな時に耳にしてしまった噂話にいとも簡単に傷ついてしまったんだと思う。
『っていうかさ、アイツまたプロデューサーと寝たらしいよ。だからこないだの番組出れてポジションも優遇されてたし』
せめて、大好きなヒョンたちには大好きなヌナを紹介したいのにまだこの時の言葉がみんなの頭に残ってる。
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うに - 大好きなお話で何度も読み返してます。またいつか更新される日を楽しみにしてます。 (2022年9月28日 14時) (
レス) @page24 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
さく - とても好きな作品の1つです！また更新される日をお待ちしてます！！ (2022年6月26日 3時) (レス) @page24 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続きがみたいです！！ (2022年5月21日 5時) (レス) @page24 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶あずき(プロフ) - 続き楽しみにしています☺ (2022年1月11日 15時) (レス) id: 22d9beea67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jur | 作成日時：2021年11月29日 22時
