１８ ページ18
.
音楽番組の撮影日。今日もヌナと一緒らしい。数日後にはこないだの広告の撮影が控えている。ヌナとの食事会の日は決まらないのに仕事でたて続けに顔を合わせるなんて会話もできないから辛いだけなのに
『今日は絶対Aさんのところ行って挨拶して広告塔 よろしくお願いしますって言ってこいよ』
控え室に着くなり絶対だぞ、全員で行けよと釘を刺され収録前はメイクとかの準備に追われてるだろうから収録後に行こうと決まった
『すみません。挨拶いいですか？』
そう決めてすぐ可愛らしい高い声と控えめなノックが耳に入った。どうぞ、と声をかければ入ってきたのは最近デビューした清楚系な雰囲気の女の子たち
『あのこれアルバムなんですけど･･･すみません持って行けって言われてて』
リーダーなのだろうか。真ん中に立っている1人の女の子が申し訳なさそうにアルバムを差し出した。
RM「こちらこそよろしくお願いします。アルバム、ありがとうございます」
こちらもリーダーがそう返せばほっとしたように笑顔で返される。アイドル同士のよくある挨拶だななんて思いながら彼女たちが僕らの控え室を出る姿を見て思う
JH「こないだのオーディション番組の子たちすっごい初々しい！」
ジミン「確かにガッチガチで緊張してます、って誰でもわかるくらいには緊張してましたね」
そんないつも通りの控え室にスタッフさんが僕らを呼びに来てスタンバイする。決められた場所へ向かえば隣はさっき挨拶に来ていた子たちでヌナは遠い対角線上にいた。
『･･･あの！テヒョンさんずっと好きだったんです。これ良かったら登録してくれませんか』
一通り決められた流れが終了し、各々控え室へ戻り撤退へ向けて動き出そうとした時僕らの前に隣の女の子の中の1人が飛び出してきた
テヒョン「ごめんね、そういうの事務所からの決まりで受け取れないことになってるんだ。気持ちだけもらうねありがとう」
『っ、･･･すみません』
こういうことは少なくない。共演者だけじゃなくてスタイリストやヘアメイク、対象はあらゆる人だけどワンチャンとやらを狙って声をかけてくる。清楚系な見た目をしているのに対角線上で真顔で立っている露出の多い派手な僕のヌナよりも全然積極的だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2379人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うに - 大好きなお話で何度も読み返してます。またいつか更新される日を楽しみにしてます。 (2022年9月28日 14時) (
レス) @page24 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
さく - とても好きな作品の1つです！また更新される日をお待ちしてます！！ (2022年6月26日 3時) (レス) @page24 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続きがみたいです！！ (2022年5月21日 5時) (レス) @page24 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶あずき(プロフ) - 続き楽しみにしています☺ (2022年1月11日 15時) (レス) id: 22d9beea67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：jur | 作成日時：2021年11月29日 22時
