須 ページ32
*
あれから私はずっと保健室にいた。
ずっとと言うほどでは無いのだが。
私が記憶喪失というのを学園のみんなは知っているから、
お見舞いに来てくれたりしてくれた。
でも病気とか事故にあった訳では無いけどね。
私のために泣いてくれた人もいた。
ぴこん、と通知音がうるさくなった。
まだ眠い目を伏せてスマホを見てみる。
画面にはくそうつぼ1号、とあった。
「何の用？眠い…」
『朝早くごめんねぇ』
お前絶対反省してねぇだろ、
という言葉はぐっと飲み込んだ。
ずっと先を考えた。
このまま卒業するのかなぁ。
その後はフロイドと一緒に…
馬鹿らしい。
「いやーっ、それは無いって！」
『何言ってんの、メジロちゃん。』
「ぎゃあああ！」
ぼすっ、と枕に顔を伏せる。
バタバタと足を布団に打ち付けながら
さっきのことをなかった事のように誤魔化す。
『何考えてるか知らねぇけどさ、今を楽しも。』
ふっと我に返る。
さっきまでのもやもやは吹っ切れたような気がした。
眠い体を起こした。
目覚まし時計を止めた。
fin，
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オパール - 面白かったです！ (11月9日 13時) (
レス) @page33 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっき - あ (2022年10月26日 20時) (レス) id: b816b5aed7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっき - ありがとうございました。 (2022年4月15日 19時) (レス) id: 03be76b48c (このIDを非表示/違反報告)
ゆっき - やべぇ…毎日更新きつい…頑張るぜ！ (2022年3月30日 8時) (レス) @page20 id: 03be76b48c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっき | 作成日時：2022年3月26日 20時
