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夜まではフロイドがいつも思っているよりかなり早く感じた。
さっきまで昼かと思っていた空は黒く包まれていた。
ぴかぴか光る星を見ながら、フロイドはふらふらと学園の周りを散歩していた。


何も考えずに歩いていると着いてしまった。
あのベンチに。
ベンチには人影があった。


さらさら、と髪をなびかせていた。
Aの姿があった。
フロイドはさすがにいきなり話に行くのは悪いと思ったため、
木の影からいつ話せるのかこそこそと見ていた。


「なんでだろ。私。みんなフロイドの話するのに思い出せない。」

頭を抱えてはぁ、と重いため息をこぼす。

「ごめんねって、今更言っても許してなんてくれないよね。」

無論、フロイドも同じ気持ちである。

「フロイド…」

「メジロちゃん…っ」

2人の声が重なった。

「…は」

はっと目を見開くA。
Aの頬を涙が伝っている。


「あは、おかしいよね。私…っ」

泣いちゃうなんて。と言おうと思った口からは、
はは、と乾いた笑い声が出てきた。

「メジロちゃん。」

真剣な顔をしたフロイドを見て、
さっきまでのことを思い出し、
Aは顔を静かに伏せた。


「ずーっと、思ってたこと、言ってもいい?」


フロイドの頬にも涙が伝っていた。

必→←ブ



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オパール - 面白かったです! (11月9日 13時) (レス) @page33 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっき - あ (2022年10月26日 20時) (レス) id: b816b5aed7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっき - ありがとうございました。 (2022年4月15日 19時) (レス) id: 03be76b48c (このIDを非表示/違反報告)
ゆっき - やべぇ…毎日更新きつい…頑張るぜ! (2022年3月30日 8時) (レス) @page20 id: 03be76b48c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっき | 作成日時:2022年3月26日 20時

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