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iw side
珍しくバーカウンターにやってきたふっか。傍らには翔太の姿もある。
fk「2人にちょっと話があって」
「どうした?」
fk「最近、お店も忙しくなってきたじゃん?それでさ…」
そう言って切り出されたのは、俺もなんとなく気になっていた佐久間の様子、そして、その打開策としての旅行の計画だった。
「だからって旅行とは…お前はいつもいつも急だな」
そういうと、ふっかはごめんごめんと言いつつも、
fk「もう決めたから。店長命令」
なんて言って譲らなかった。
「まあいいけど。確かに最近、佐久間思いつめてる感あったしな」
nb「俺も賛成。単純に楽しそうじゃん」
「でも、もう決めたなら、なんで俺たち2人にわざわざ言うんだよ」
fk「そりゃお前、2人にドライバー頼むつもりだからだよ。俺無免許だし」
しれっというふっか。
そうだった…阿部と佐久間、招待旅行扱いの康二とめめ、高校生のラウールを外すと、必然的にドライバーは俺たち2人に限定される。
nb「…照頼んだ」
「いやいやいや、そこは交代制だろ」
nb「だって天下のRen Meguroが乗ってんだぞ。もし事故りでもしたら」
fk「な、だから先にお伝えしておこうと思って。行き先も2人の無理のない範囲で…って思ってるけど、一応候補はある」
nb「ちなみにどこ?」
fk「ここなんだけどさ…」
そして話は自然と旅行先のことに移る。
ふっかのその手腕により、ドライバーの件はいつの間にか了承された体になっているけど、翔太気付いてるか?
まあ、俺も翔太も運転は好きだし、いくら反対したところでこればっかりは仕方がないだろう。
それより今は、佐久間が優先だ。
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作者名:わかめ | 作成日時:2020年1月27日 9時