体が勝手に ページ20
kj side
迎えたショー本番の日。
今日はまさにシャッターチャンスが満載ということで、俺は本番の始まるずっと前からみんなにはりついている。
もはや密着取材といったところだ。
ただ、阿部ちゃんと舘さまの宣伝が功を奏したのか、ショーが近づくにつれて客足もどんどん増え、店は大忙し。
やっと衣装に着替え始めたのは開始時間直前で、ゆっくり舞台裏のオフショットを撮影する暇もない。
fk「康二悪いな。せっかく張ってもらったのに」
「お客さん増えるのはいいことやし、気にせんといて。そのかわり、踊ってる時はめっちゃかっこいいとこ見せてな」
fk「もちろん」
dt「やば、注文消化してたら遅くなっちゃった」
nb「一式用意しといたから、急げ」
ab「康二どこで見るの?」
「センター向かってちょい右。カメラアピールちょうだい。あ、めめもおるで」
ab「了解」
sk「あー緊張してきたあー!」
iw「緊張してる感全然ねぇし。まあ佐久間なら大丈夫だろ」
sk「照大先生のご指導を賜ったからな」
バタバタ準備しつつも、やっぱり和やかな雰囲気だ。
iw「みんなー、準備出来たら円陣組むよ」
元部長の言葉に集まってくるみんな。
iw「じゃあまず店長ふっかから一言」
fk「えー、まさかこの店でこんな機会があるとは思ってなかったけど、練習の成果を信じて、楽しく最高のステージにしましょう!」
ふっかさんが喋ると、何故かみんなの顔がちょっと緩む。
iw「よしみんなOK?…っしゃ行くぞ!」
「「うぇーい」」
重ねた手を高らかに上げると、みんなはステージへと向かっていった。
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作者名:わかめ | 作成日時:2020年1月27日 9時