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ab side
nb「っしゃ、服はこれで決まりだな。あとはアクセつけ放題やるよー」
iw「つけ放題？」
nb「せっかくめめが大量にアクセ持って来てくれたから、みんな好きなの見つけて好きなだけつけてもらおうかと思って」
おお、楽しげな企画だ。
テーブルに所狭しと広げられたアクセサリー。その中で一際俺の目を引いたのは、ティアドロップ型の鎖が連なったブレスレットだった。
シンプルだけど、何故かすごく輝きを放っているような気がしたんだ。
「俺これもーらい」
俺のその一言をみんなはあまり気に留めなかったようだけれど、一人だけは違った。
mg「え…」
振り返ると、めめがなぜか驚きの表情を浮かべていた。
「どうかした？」
mg「いや、それさ、初めて雑誌の専属が決まった時に記念で買ったやつなんだ。だからちょっと思い入れがあんの。
あんま目立つデザインじゃないし、一発でそれを選ぶ人がいるなんて思わなかったから、ちょっとびっくりして」
「マジかよ、そんなん言われたら付けづらいわ」
mg「いや、むしろ付けてよ。なんか、阿部ちゃんがこれ選んでくれたのすごく嬉しいから」
そう言って、ちょっと頬を赤く染めるめめ。
mg「それに、これ付けるようになってから、仕事もどんどん上がり調子になったし、なんか縁起もいいじゃん？なんちゃって」
fk「それは店長的にはありがたいけど」
「でも本当にいいの？」
mg「もちろん。俺この店にはお世話になってるし、阿部ちゃんのこともめちゃくちゃ好きだから」
めちゃくちゃ好きって。
ストレートな言葉にこっちまで恥ずかしくなるけど、そういうことならありがたく使わせてもらおう。
「ありがとね。めめも一緒のステージに立ってると思って踊るわ」
mg「楽しみにしてる」
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作者名：わかめ
| 作成日時：2020年1月27日 9時
