※一緒に：mao/salt ページ16
キラキラと輝くドレスを身にまとい、いつか白馬に乗ったかっこいい王子様が私を出迎えてくれると小さい頃は夢見たものだ。しかし現実というのはそんなには甘くなくて、キラキラと輝くドレス、というかそれに類似した物を身にまとったのは成人式の日と友人の結婚式だけである。白馬に乗った王子様なんかいるはずもなくて、馬に乗った人すらもテレビ越しにしか見たことがないし彼氏いない歴のが長い私にとって、王子様らしき人も未だ一向に現れる機会がなくて、半分諦めモードに陥っている。その結果が目の前にあるパソコンと高く積み上げられたこの書類たちよ。王子様が現れないのなら仕事に逃げればいいじゃない！と思い逃げまくっていたら王子様からの手紙でもなく積み上がっのは実績と書類だけ。
あれ、おかしいなあなんて思いながらも私は一心不乱に手を動かせば、とんとん、と小さく肩を叩かれた
「先輩ー、もう昼休みっすよ」
そう声をかけてくれたのはつい先月入社してきたまお君で、先月入社してきた割には仕事が早くてなおかつビジュアルもいい方で会社では結構人気者。そんな彼が何で昼休みなのにまだいるのか尋ねればにっと笑いA先輩と昼飯食いたくて、と一言
「可愛いな、こんにゃろ」
そう言えばまおくんはへへ、と可愛らしく笑う。 そんな彼に癒されつつ、私は手元にある財布を手に持ち、食堂へとまおくんと向った
普段なら社員達が大勢いるためがやがやとしている食堂も、昼をとっくに過ぎた今の時間はあまり人はいなくて、ちらほらと人がいるくらいだった。私は窓際の席に座ればそれに続いてまおくんも席につく
「何食べようかな」
「ううん、そっすね」
何にしようかなあと考えているまおくんの背後にぬっと現れたのは同僚である塩で、その手には既に食べ終えた蕎麦の皿。あ、私も蕎麦にしようかな、と食券を取りに行くべく立ち上がると、塩はついでに片付けてくれ、と皿を私に渡し、何食わぬ顔して席についた
「塩さん食べ終わったんでしょ？どっか行ってくださいよ。俺今からA先輩と飯食うんですケド」
「させるか、ボケ」
そんなことより皿くらい自分でやれよとは言わずに私はため息を付き、食券を取りに行った
(ねえ先輩！俺のラーメン少しあげます)
(おー、ありがとうなまお)
(塩さんにじゃないんですけど)
∞----------------------∞
りぃ様リクエスト
ましおで取り合い
取り合いちゃんと出来ているか不安で…期待に添えなかったら申し訳ありません。
※最初で最後の兄弟喧嘩：fuji/hira→←※ミルクとコーヒー：P-P
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 97人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
冷蔵庫(プロフ) - 私のアール、いい歌ですよね！更新がんばってください！ (2015年10月24日 13時) (
レス) id: 78ce81bc5a (このIDを非表示/違反報告)
@-1 - 惚れた弱味の続きをまたリクエストしたいです…全てのリクエストが終わってからでもいいので！よろしければ…しつこく何度も申し訳ないです;; (2015年10月18日 12時) (レス) id: 301a518ebc (このIDを非表示/違反報告)
猫丸(プロフ) - またまたリクエストしてもよろしいでしょうか？牛沢で喧嘩からの仲直りでよろしければおねがいします！！ (2015年10月18日 12時) (レス) id: babea98844 (このIDを非表示/違反報告)
珠里(プロフ) - 猫丸さん» こちらこそリクエストありがとうございました！ (2015年10月17日 14時) (レス) id: abad90d4a2 (このIDを非表示/違反報告)
猫丸(プロフ) - 牛沢のお話読ませていただきました！ありがとうございます！！ (2015年10月17日 13時) (レス) id: babea98844 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
