中間じゅんぺろ (ページ24)

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1限前、いつも通りの時間に教室に到着。

…あ、今日はいつもの席辺りに誰か座って寝てる。。

まぁしゃあない。

今日は隣のブロックにすr……

ん？

このバッグと筆箱は……

A……？

急いで腕時計を見ると、現在8:46。

授業始まるまでまだ14分もあるやん。

いっつもギリギリに走ってくるのに……今日は雪か？

とりあえず起こさず後ろに座って、後ろ見て、とメッセージ送ってみよう。

それにしてもAとのLINE、なんか久しぶりな気がするな…

最後のメッセージは5日前、Aからの『今日夜なら空いてる！』。

そうやった、ランチに誘ったら課題やるって言われて、、

でも夜なら大丈夫、って言ってくれたんやった。

…そうか、俺が未読で止めてたんやった。

せっかくの善意に返事もせんと……俺は何考えてたんやろ。

こんなに会話せえへんかったことないし、今になって急にこんなどうでもええこと送るのもなんか後ろめたいっていうか。

こんな手荒な復旧のさせ方でええんか？

そうやってトーク画面とにらめっこしてると、あっという間に5分前。

濵田「…あれ？Aちゃんやぁ！！」

前の方から歩いてきた長身でなで肩の男が、しれっと頭をポンポンして前の席のAを起こす。

「え、ちょっ……」

きっと彼は俺がAの連れって気づいてへんな…。

『…あぁ、はまはま…おはよう……』

いや、ハマハマって男やったんかい！！

こいつと一緒に課題やるために俺はランチを断られ……( ;ω;)

…って、しれっと横に座るな――――！！！

俺の存在なんか知らずに、Aちゃんもこの授業受けてたんやぁ～なんてぽやぽやしてるこの男。

この間照史が言うてた最近ええ感じの奴って、もしかしなくてもコイツな気が。

居ても立っても居られなくなって、考えてたこと色々忘れてAにメッセージを送った。

が、携帯を確認することはなく。

『…なんだ、まだ55分じゃん、、』

『おやすみ、、、( ˘ω˘ )』

そう言い残して再びうつ伏せで寝始める。

濵田「えっ！？待っ、今から寝………ﾊｧ」

…なんとなく彼とは分かり合えそうや。

そんな気がした中間です。