嫌いなモノ�� ページ1
◇
─ｶﾞｻｶﾞｻ､ｶﾞｻｶﾞｻ…
『ッ！？、、、ぎゃあぁぁぁぁぁあぁぁッ！！！！！』
私は後ろで静かに動く
心臓がﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝと大きな鼓動を刻み今が夜の刻だと云う事も忘れ、思わず絶叫してしまった。
─────こわい。嫌だ、どうしよう
柄にもなく焦り、嫌な汗が流れてくる。
誰か助けてっ……
心の中でどれだけ助けを乞おうとも助けなど来るはずもない
しかし此のままでは…＿＿＿
そして迷いなく携帯電話を手にし目的の人物へと電話をかける
prrrrrrr.prrrrr…
「＜はい＞」
『＜っ、、条野さん助けてッ！私っ…無理ぃ…っ(ｸﾞｽﾝ)＞』
「＜！？…何があったんです？今何処に？＞」
『＜家ッ…。！？ぎゃあぁぁぁ！！来ないでっ！いやぁ！＞』
ﾌﾟﾂﾘ─ﾂｰﾂｰﾂｰﾂｰ……
「＜Aさんっ！？＞」
＊＊＊
『うぅ…』
条野さんに助けを求めたのは良いものの、
電話の途中で突然
ジリジリと私の方へと近寄ってくるヤツに恐怖し睨み付けるが全く意味はなく、其れ処か更に小走りで此方に向かってくる
勇気を出して立ち向かおうと思ったが武器がない。
素手でヤツを倒せる度胸も勇気も私にはなく、只逃げる事しかできない＿＿＿＿。
『条野さぁん…早く来てぇ(ｸﾞｽﾝ)』
もう泣きそうだ。
此れまで銀行強盗に巻き込まれクソ犯罪者に銃を突き付けられたり、デパートでテロに巻き込まれて首元にナイフを突き付けられても怖くなかったし泣かなかったのに今は凄く泣きそう……
『ﾋｨ…っ』
すると、今までは比較的緩やかに動いていたヤツは
速度を上げて家の中をウロウロと走り出した。
もう無理だ
嫌すぎて吐きそう
そう思った其の時─────
「Aさんッ！！」
居るはずのない彼の声が聞こえた＿＿＿＿＿＿。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 342人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒蜜おもち - んフフフフ．．．この作品読んでてにやにやしちゃいました！・・・・・・おもしろいです。（真顔）神作ありがとう御座います！ (8月12日 18時) (
レス) id: 1ddc998b2e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃー(プロフ) - 初コメ失礼します。めちゃ面白いです!!!!無理のない程度で更新頑張ってください！ (6月5日 20時) (レス) id: b6541afbd1 (このIDを非表示/違反報告)
つゆこ(プロフ) - ゆきめさん» どちらかというと、大変な目に遭うのは夢主ちゃn......。 (5月21日 0時) (レス) id: da1b8adb25 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきめ(プロフ) - 太宰さん………後に大変な目に会うのでは…？ (5月20日 20時) (レス) @page14 id: 313547119f (このIDを非表示/違反報告)
つゆこ(プロフ) - 雪見さん» お仕置で済めば良いんですけどね...(＾ω＾)ﾌﾌ (5月20日 19時) (レス) id: da1b8adb25 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つゆこ | 作成日時：2023年3月3日 19時
