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…………。
………………。


匡ちゃんは
何か悪いものでも食べてしまったんだろうか。

それとも熱があるとか?


匡ちゃんの額に手を当ててみるけど、
特に熱はなさそうだ。




天霧「A。それは失礼というものです」

A「匡ちゃんが
こんな事を言うなんて、熱でもあるんじゃないかと…」

不知「お前、俺を何だと思ってんだよ」

A「……発砲狂?」

風間「クククッ、面白い事を言うではないか」




額に置いていた私の手は、
匡ちゃんによって払いのけられた。


そんな叩かなくたっていいじゃん。
ちょっとした冗談なのに。


少しむくれた匡ちゃんだったけど、
何かを思い出したように腰にぶら下げていた
袋を手に取り、
それを私に差し出してくる。




A「何これ」

不知「そこには銀の銃弾が入ってる。
羅刹には有効な弾だ。
お前にも分けといてやるよ」




そう言って、匡ちゃんは袋を私へ渡すと、
原田さんや永倉さんと一緒に
仙台に向かって歩き出して行った。

懐に入れていた銃を取り出し、
その場で鉛の弾から銀の弾へと入れ替える。


ガチャッ


銃弾を入れる為に折っていた銃を元に戻し、
もう一度、懐へと戻した。




A「ちー君たちはどうするの?」

風間「Aたちだけでは手が足りぬ。
この俺が加勢してやろう。有難く思え」

天霧「風間、Aが怪訝な顔をしています」

風間「何だ?俺の加勢が嬉しくないのか?」

A「………ハア。
ちー君には、学習能力ってものがないの?」

斎藤「そんなもの、持ち合わせているとは思えん」

天霧「斎藤に同意します」

風間「貴様ら、口を慎むという言葉を知らんのか」




やいやいと言いながら、
私たちは野営地を離れた。

きっとここへ戻ってくる事は、もうない。


これから羅刹殲滅の戦いへ。

できるなら、
隊士さんたちや兵士さんたちも救出しようと、心に誓った。

130:羅刹の殲滅へ→←129:非常事態



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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 何度も読み返して読んでます。斎藤さんとの恋仲で幸せです。涙が流れてます。 (2020年5月26日 21時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 朔さん» コメント&一気読みありがとうございます!風間の言葉遣いがなかなかに難しく、上手く表現出来ているのか不安でしたが、可愛いと言ってもらえてうれしいです♪なかなかに私の妄想が激しいものになってしまいますが、これからもよろしくお願いします(*´ω`*) (2019年10月4日 9時) (レス) id: 92dfc97012 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメン失礼します!今日この作品を見つけて一気読みしてしまいました!!悲劇が無くて風間がかわいくて()大好きです!!!最近は薄桜鬼の小説を書いてる方も少ないので...(>_<)応援しています(^^ゞがんばってください!!長文失礼いたしましたm(__)m (2019年10月4日 2時) (レス) id: af48bb8f49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まほろ | 作成日時:2019年10月2日 16時

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