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フフッと必死に
笑いを作り、
原田さんの上から
退いて刀を仕舞った。
A「その方たちはどちらへ
行ったのですか？」
原田「あっちだ」
指で方向を示してくれる。
それは隊士さんたちが倒れている方向だ。
これだけの隊士さんを相手にしたという事は、
その人たちの気配も残っているはず。
考えている余裕はない！
出来る事は全てやるしかないんだ！
瞳を金色に変えて気配を探る。
憔悴している気配に混じって、
狂気の気配を感じ取る事が出来た。
A「永倉さん、原田さんをお願いします」
永倉「Aちゃん、その目…」
A「今は説明している暇はありません！」
その狂気の気配がある方へと走り出す。
後ろで永倉さんが呼び止める声が聞こえたけれど、
今は止まってる暇はない。
しばらく走ると刀同士がぶつかる
甲高い音が聞こえる。
角を曲がった所で足は止まった。
A「土方さん…」
土方「A？！てめえ、何しに来やがった！」
A「姉様が…っ、姉様が攫われました！
何処へ………っ！」
土方さんが戦っているのは紛れもなく鬼だ。
そして、その鬼の後ろ。
何かを抱えて走っている男が見えた。
目を凝らしてみれば、それは姉様だった。
握った拳が震える。
フツフツと怒りが湧き上がる感覚に支配される。
A「おまえ…っ、ここで何をしている！」
鬼１「ど、どういう事だ？！
雪村の生き残りは先ほど確かに…」
A「そうか…。
あれが姉様だと認めるんだな…」
ゆっくりと歩を進めながら、
鬼の姿へと変化させていく。
背中にサラリとした髪があたる。
目の端には真っ白い髪が見え、
額から生える角の感覚。
仕舞ったばかりの大通連を引き抜き、
土方さんの隣まで来ると両者の刀を払いのけた。
土方「お前、Aか…？」
A「後でお話しましょう。
今は、こいつらを始末する事が先決です」
土方「始末って、お前…っ！」
A「何故、姉様を攫った？
お前たちは鬼だろう」
鬼１「ふんっ！雪村の壊滅を望んでいた者たちが
いる事だけは、覚えておけぇ！！」
その鬼の男は叫びながら飛び掛かってくる。
隣でその刀を受け止めようと構える
土方さんを制止して、後ろへ飛んだ。
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - こちらこそです。 (2020年5月22日 17時) (
レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 何度も読んで頂きありがとうございます！これからもよろしくお願いします☆ (2020年5月22日 8時) (レス) id: 186b1c0f08 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - コメントお願いします。嬉しいです。何度も読んでます。 (2020年5月21日 22時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
まほろ(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» こんにちは！レスが遅れてしまい、申し訳ありません。気に入っていただけたようで嬉しいです♪こちらは完結しておりますので、最後まで楽しんでいただけると嬉しいです！コメントありがとうございます☆ (2020年5月21日 21時) (レス) id: 186b1c0f08 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - はじめまして。素敵な作品です。気に入りました (2020年5月16日 21時) (レス) id: e53507092f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まほろ | 作成日時：2019年8月27日 9時
