純血の日本人 Ⅲ【HP】 (ページ11)

今日:23 hit、昨日:18 hit、合計:70,594 hit

episode.11 ページ11

.

ﾙｰ「今日使うのはこれだ」

ルーピン先生の後ろにあるのは洋服タンス？のようなもの。

ﾌﾚ「ドレスとでも戦うのかな」

ﾙｰ「うんフレッド、いい冗談だ。
これは"まね妖怪"ボガードだ、誰か姿を知っている人は？」

「誰も知りません、目の前にいる人のもっとも恐れるものに姿を変えるからです」

誰かがそう言うと先生は笑顔で答えた。

ﾙｰ「そう、それに対する呪文を教えよう。
リディクラス(馬鹿馬鹿しい)だ、皆で言ってみよう」

「「「リディクラス！」」」

ﾙｰ「よしいいだろう、じゃあ皆1列になって順番にボガードの相手をしようか」

何度か呪文を唱えた後、先生のいう通り1列に並ぶ。
私はフレッドとジョージの後ろだ。

何がでるかな？
虫がでたら嫌だな…、でもそれ以外わかんないや。

ﾌﾚ「よし俺の番だな」

フレッドが杖を構え、ボガードの前に立つと"それ"はモリーおばさんに姿を変えた。
私を含め、その場にいた物は皆笑みがこぼれた。

ﾓﾘ「フレッド！何度言わせればわかるので___」

ﾌﾚ「リディクラス！」

モリーおばさんだったそれは膨らんで天井近くで花火があがった。

フレッドが横にずれるとジョージが杖を構えた。
するとまた"それ"はモリーおばさんに変わった。

教室内はさらに大きな笑い声に包まれた。

ｼﾞｮ「うーん、さすが俺達だな」

ﾓﾘ「ジョージ！あれほどパーシーを見習____」

ｼﾞｮ「リディクラス！」

.