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｢また！｣
彼女の名前はAAちゃん。
高校2年生。
｢……………ふむ｣
僕の大ファン、憧れ…か。
なんだかむず痒い。
そして本当に僕が漫画萌だって分かってるのだろうか。
偽物だと疑わないか…疑わないよな。
僕、嬉しすぎて泣いちゃったもんな…そりゃ本人だわ。
正直彼女と話すのはとてつもなく楽しい。
でも…………僕、ロリコンなのか？
いや、ロリコンまでは行かないのか？
｢よっ、仲良さそうじゃん｣
｢わっ…好武か｣
突然後ろから中学からの友人、芸夢好武が話しかけてきた。
｢彼女…知ってるでしょ？｣
ゲームマニアの彼はゲーセンに入り浸っており、どのゲームに誰がいるのか把握している。
｢シャイニールミナスってキャラ使ってる子だろ？名前は知らないけど。何、喋る仲だった？｣
さすが物知りだな…。
｢AAちゃんって言うんだ。いや、少し前から…彼女、僕のファンらしい｣
｢おっそうなのか！？｣
｢カバンにシルキーナナのキーホルダーがついてるし、どうやら嘘じゃない｣
そうさ、あの目の輝きは嘘じゃない。
｢ふうん…だからあんなに話が弾んでるわけね｣
｢…まあ、そうだ…同じゲーム好きだし、何より僕の漫画の話が弾む｣
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作者名：夢子(む〜こ) | 作成日時：2020年3月22日 23時
