＜歌い手＞「あなたとの同居生活はドキドキの連続で」＜vip店長＞ (ページ34)

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同居生活　３０ページ34

家について、ﾘﾋﾞﾝｸﾞを片付けていると……

ピンポーン♪♪

インターホンが鳴らされた。

店「あ、来たっぽい」

主「えっと、じゃあ私でてくるね！」

店「ありがとー」

店長に背中を向けて、玄関えと駆けていく。

ドアノブに手をかけドアを開ければ、そこには人が２人。

９「てんちょー遊びにきたよぉー！」

コ「わんわんおー♪」

９「って、あれ？キミは？」

ハスキーボイスの女性が私を見て首をかしげる。
よく見れば、厚底の靴を履いていた。１０㎝くらいあるんじゃないのコレ…

コ「…家間違えたかな？」

もう一人は男性のようだ。ところどころはねた茶色の髪をわしゃわしゃをする仕草がどこか犬っぽい。

これが店長のお友達…。
二人とも個性的な声をしている。この人達も歌い手さんなのかな…？

すると、後ろから店長が近づいてきた。

店「やっほー」

９「あ、店長！このかわいー子誰ー？」

コ「まさか彼女！？」

そうかもね～、なんて冗談っぽく言う店長に少しだけ頬が熱くなる。

…ってだめだめ。誤解されたら店長が困る。

主「ち、違いますよー！

私は、ここで店長にお世話になってるだけです！」

９「お世話…！」

なぜか衝撃を受けている女性。

コ「お世話って店長、パパになったの！？

てか、君見た感じ高校生だよね？」

そう言うと、男性が私の肩をぐっと掴んだ。

主「わっ…」

コ「店長になんもされてない！？なんか…ちょっと、やらしいこととか…///」

何だこの人。自分で言って自分で照れてる。
やらしいこと…。そんなすごいことはやられた記憶はない。

むしろすごく優しいし、気遣って接してくれている。

主「大丈夫ですよ！
店長は優しいです♪」

私の言葉に女性が大きく反応した。

９「店長が優しい！？そんなことってありe「なぁに９６ちゃん？★」…いえ、なんでも」

主「えっと、ここで話すのもなんですし、中入りませんか？

いいよね、店長？」

店「もちろんだよー」

私は二人をﾘﾋﾞﾝｸﾞに案内し、店長の横へと腰をおろした。