＜歌い手＞「あなたとの同居生活はドキドキの連続で」＜vip店長＞

同居生活　１８ ページ20

店「あっはは！そんなに気にすることじゃないよ。カラオケなんていつでも「気にするよ！」…え？」


主「だって…、私からっ、誘ったのに、私の不注意で…行けなくなって。
店長も頑張って仕事終わらせてくれたのに…。

ーごめんなさい」



布団から出て、正座をし首を下げる。
まだ店長の家に来て二日目。なのに迷惑ばかりかけている気がする。


そんな自分が嫌になって、涙が落ちそうになったその時。


店長の手で、強制的に顔があげられた。









店「…気にしなくていいって言ってんのに。









ーじゃあさA、今日は俺と、カラオケなんかよりもっといいことしよっか」




そう言って、店長の顔が視界いっぱいに広がる。



主「えっ…何、店長…」


店「A気づいてた？

今ここは俺とAの二人だけ。それにベッドの上だ……」




鼓動が、早い。
店長の口から言葉が出る度に頬が熱くなっていくのがわかる。









店長の色白の手が私の頬を撫で、首筋を通って後ろへ回された。




主「ちょっと、店長！」

抵抗する私の腕をぐっと掴み、怪しげに微笑む。


そして耳元でささやかれた。
店長の色っぽい声で、優しく……









店「…しよ？」









主「えっ…」









店「トランプ」

主「………………」

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