＜歌い手＞「あなたとの同居生活はドキドキの連続で」＜vip店長＞ (ページ18)

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同居生活　１６ページ18

店「カラオケかぁ～。
この前コゲさん達と行ったけど…、Aといくのは初めてだもんね！
いいよ、行こっか♪」

主「やった！
店長ありがとう！実はもう予約してあるから、準備は万端だよっ！」

店「Aったら気が早いなぁ(笑)もし俺が断ったらどうするつもりだったの？」

主「予約キャンセル！」

店「それ相手にめっちゃ迷惑だからww」

そんなこんなで、無事午後の２時から店長とカラオケに行ける事になりました。

店「じゃあ、おれもちゃちゃっと終わらせよーっと」

そう言ってパソコンの前に座る店長にエールを送り、私は部屋に戻った。

ベッドの上に乗り、部屋を見渡す。

そこでふと目についたのは、窓際のフィギュア。

主「美紀ちゃん…だっけ(笑)」

この前は投げてしまったけれど、今見ると何故か可愛く見えた。

でも、美紀ちゃんはブルマと下着しかつけていない。

主「店長…変態」

そんなことを考えつつ、美紀ちゃんを持ち上げる。
すると、美紀ちゃんの下に可愛いメモ用紙が。

手にとって読んでみると、そこには

”A、美紀ちゃん投げちゃダメ！可哀想でしょ！

追伸
嫌なことがあったら、俺にあたりなさい(^^)/”

と、書いてあった。

よくもまぁご丁寧に、顔文字まで書いてもらって…。

よっぽど美紀ちゃんが好きなんだろう。

主「俺にあたりなさい…か」

本当にどこまで世話焼きなんだろうか。

…でも少し、その優しさが嬉しかったりして。

主「んー！…暇だなぁ」

後ろに倒れベッドに体をあずければ、スッと脳を横切る眠気。

主「昨日寝んの遅かったしな～…」

右を向いてデジタル時計を見ると、８時５５分の文字。

カラオケまではまだ５時間ほどある。

主「ちょっくらお昼寝タイムといきますかねぇーっ！」

自分に軽いツッコミを入れ、私は浅い眠りについた。

……はずでした。