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家に、帰りたくないって・・？潤くんが言ったの？
翔「潤、すげー泣いてたよ。熱高いのに」
俺がいるのに。俺の目の前で、潤くんの髪を撫でる翔さん。
やめてよ、触らないでよ。そう言いたいのに、
心臓が飛び出そうなくらいドキドキしてて声が出ない。
翔「和に、捨てられちゃう・・って。
泣きすぎて過呼吸起こした」
和「過呼、吸・・？」
櫻井翔はどんどん痛い言葉を吐き捨てる。
その節々から苛立ちと・・愛しさが、伝わってくる。
翔「そ、知ってる？過呼吸。すっげー苦しいやつね？
しかも38度熱ある上でね？二宮くんのせいだよね？」
立ってる俺と座ってるサクライショウ。
ポジション的に俺が見下ろしてるのに――櫻井翔の視線が痛い。
潤くんをそこまで苦しめた事を、突きつけられて苦しい。
俺は、俺の、何で、潤くんをそんなに苦しめた？不安にさせた？
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俺、自分の不安ばっか気にして、
潤くんの不安、見抜けなかった。
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翔「・・黙られても困るんだけどさ」
そっと潤くんをラグに降ろして立ち上がる。
俺より高い身長、それにまっすぐな瞳。
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翔「・・・泣かせんなら、潤と付き合うなよ」
辛そうにボソッと呟かれる俺に投げた刃。
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翔「俺は潤のため、潤のためって身引いてきた。
だけどお前は、付き合うのが潤のためって思ったんだろ？
・・・ガキが。テキトーな気持ちで潤に手出すな」
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和「・・俺は、じゅんくん、が・・本気ですきです・・」
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声が掠れる。手が震える。目の前の"大人"が怖い。
やっぱり俺はガキ、なんだよ。
この人に負けたくなくて負けたくなくて――。
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結果、大好きな潤くんを帰りたくなくなるまで傷つけた。
しかも、何で傷つけたか分からないなんて――ほんとガキ。
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翔「・・・お邪魔しました」
スタスタと玄関まで向かうスーツを来た背中。
俺はその背中が、玄関のドアの向こうに消えるまで目で追った。
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和「じゅんくん・・」
あの人の愛は、きっと潤くんを一番幸せに出来る愛し方。
俺の愛は自分の愛と自己満を押し付けるだけの・・ガキの愛。
和「潤くん、潤くん・・」
涙の跡を残して辛そうに眠る潤くんの頬をそっと撫でる。
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好き、好きだよ潤くん。
好きなのにどうして、泣かしちゃうんだろう・・？
お願い、教えて？俺ガキだから・・・分からないよ・・。
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しゅん(プロフ) - こんばんは。このお話も大好きで、続きを楽しみにしていました。潤くんも翔さんも苦しんでいたから、悲しくない終わり方でよかったです。これからも楽しみにしています（≧∇≦） (2016年11月15日 18時) (
レス) id: 149eaed56c (このIDを非表示/違反報告)
ryou(プロフ) - こんばんは。こちらには初めて書き込みさせてもらいます♪ふわふわでかわいい年上潤君とちょっとしっかり？してるように見えてヤキモチ妬きな和君二人がとてもかわいくて楽しませてもらいました(*^^*) (2014年11月4日 22時) (レス) id: d42aa69258 (このIDを非表示/違反報告)
あーや - すいません 2回やりました。 (2014年11月4日 20時) (レス) id: 40f3e14259 (このIDを非表示/違反報告)
あーや - このお話大好きです！これからも頑張ってください！ (2014年11月4日 20時) (レス) id: 40f3e14259 (このIDを非表示/違反報告)
あーや - このお話大好きです！これからも頑張ってください！ (2014年11月4日 20時) (レス) id: 40f3e14259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2014年8月30日 1時
