魔界の英雄が戻って来ました！【PERT１５】 (ページ20)

今日:9 hit、昨日:16 hit、合計:1,540 hit

↓ ページ20

･

雷斗ＳＩＤＥ～

サリバン「お！じゃあ、お客も揃ったようだし！始めようか！」

―――ボボッ…

オペラ「ハウェーヤ―」
皆「「ハウェヤ―ハー」」

周囲の奴らが、俺達の周りを歩き…
水を注いでは火に灯していた。

春香「き、きれい…」
蓮「水が燃えているな。」
累「作法って、どうだったっけ？」

慌てる３人。

雷斗「俺達は何もしなくていいんだ。降魔の儀では、まず魔中水っていう水に火を灯す。
これは、参列者の魂を表しているんだ。」

秀「順番に、その火水を主役である者に大桶に移す。
自分の命の灯火を分けてやるかのようにな。」

獅音「そして、捧げ物を掲げる。」

最初に現れたのは、アスモデウス・アリスだった。

アリス「貴方たちが生を受け、この魔界に降り立ち、この地で生きてくださることに深く感謝致します。ありがとうございます。」

そう言って、二葉→海斗→俺→秀→奏→獅音→美空→春香→蓮→累の順で捧げ物を渡してきた。

雷斗「(過酷な魔界において、命は儚く貴重なものだ。
降魔の儀は、悪魔にとって命への感謝の儀というわけだ。)」

クララ「(小声)みんな、みんな！！
あんね！プレゼントどうしようかなーって迷ったから、全部もってきた！！
１０月１０日も覚えたよ！！

嬉しい日だから、火もいっぱい入れちゃうね！」

そう言って、ウァラクは凄い火を出していた。

クララ「はい！！
いつも、ありがとう！みんな！！」

渡してきた物は、ぬいぐるみと色んなシリーズのお菓子だった。
それから、問題児クラスの者達に貰った。

サリバン「生まれてきてくれて…ありがとう。
カイトくん、フタバちゃん、ライトくん、シュウくん、カナデちゃん、シオンくん、ミクちゃん、ハルカちゃん、レンくん、ルイくん。」

そして、サリバン様ときた。
なんだよ、これ。

リード「ハウェーヤーみんな！１０月なんだね、誕生日１０月！！
イヤ～～～～ちなみに、僕は９月生まれなんだけどお～
これはもう、名実ともに皆の方が弟ってことで～…」

兄妹「「……」」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
皆「「！！！」」
リード「！！？」

思わず涙が止まらない。