さびしくて、愛 (ページ3)

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3.貴方の光は闇とひとえページ3

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「ねェ、泉ちゃん」

「……」

「…泉ちゃんってば！」

さきほどモデルの仕事で
疲れたのか分からないけど、
泉ちゃんはアタシが呼んでも反応しない

ずっとスマホをいじってばっか

「…なに」

やっと気づいたと思えば
軽く睨み付けられじまい

あら、ご機嫌斜めなのかしら

「さっきの仕事、
いつもより大変だったわね」

「…まあ、ね」

「泉ちゃん、
それにお相手の女の子からアプローチ受けてたじゃない。うらやましいわァ」

今回のモデルの仕事内容は
近々やってくるクリスマスに向けての
「ドキドキ.クリスマスデート」。

相手の女の子にとっては
特しかなかったんじゃないかしら

…泉ちゃんは何も思ってないみたいだけど

「こんなこと話すためじゃなかったの。
…泉ちゃん、あまり話したくない話題
だと思うけど、…Aちゃんとのえんは、もう切ってるわよね、？」

「…ナルくんには関係ない」

心底ため息しかつかないわ…。
泉ちゃんも分かってるくせに
なんで、なんでなのよ

泉ちゃん

「もうあの子とは関わらないほうが
いいって、アタシ忠告したわよね、？」

「あの子は貴方のことなんて、
なんとも思っていないのよ…、
分かってるでしょう、泉ちゃんも」

「うるさい黙って。
ナルくんに何がわかるの、
…俺にはAが必要なの、分かってよ」

泉ちゃん、
貴方はいつからあの子に
執着してしまったの…。

貴方はいつも自分を厳しく
下手あげる分、だれかに、なにかに
異様に執着したがる

アタシはそんな泉ちゃんが心配なの

不幸の道に進んでしまうあなたが。

一度だけ聞いたことがある
泉ちゃんがいったあの一言が忘れられないの

「Aは俺の、唯一の光なの」

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