年下のカレ 2

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『営業部の小林さんに一方的にご飯に
誘われて断れなかったから行こうと
思ったけどその後すぐ結婚してるって
わかったから断ったんだ
だから予定ないの』



「あっ………そうなんですか…………」



『誤解しないでね。別に小林さんの事
好きな訳じゃないから』



「あっ……はい」



『最近知り合いになって彼女いないから
ご飯行こうって言われたの！強引に！』



ちょっとときめいたのは内緒にしとこう



「彼女いないって…………奥さんいるのに」



『本当最低だよね。早く気づいて良かった』



「不倫はダメですよね」



『絶対ダメ！そういう不誠実なの大嫌い』



私の態度を見てホッとしたように



「傷ついてなさそうで良かった…………」



小さな声でそう言った



『なんか言った？』



本当はちゃんと聞こえてたけど



「いえ、なんでもないです」



焦ったように必死になんでもないですと
繰り返す早川くん



ありがとう



私を大切に思ってくれて………



その気持ちが本当に嬉しかった



「なんかお腹空きません？」



『お腹すいた！なんか美味しいもの食べたい』



「いいですね！なんか食べに行きますか」



『えっ？いいの？行く行く！』



「今日はどんな気分ですか？」



『ガッツリ系！揚げ物とか
あとちょっと飲みたい。早川くんは？』



「揚げ物いいですね！天ぷら、トンカツ………
あと串揚げとか」



『串揚げ食べたい』



「駅前に美味しい串揚げありますよ」



『そこにしよう！早川くんは時間大丈夫？』



「僕は暇なんで大丈夫です！さっそく行きましょうか」

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