恋を知らない二人

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結局また二時間くらい寝ていたみたい



念のため、熱を測ると変わらず平熱



私、完全復活！！



そろそろお昼ご飯の準備をしよう



昨日作れなかったオムライス



実はオムライスには自信がある



看病のお礼の気持ちを込めて丁寧に作る



野菜も食べてほしいから
野菜沢山のスープも作ろう



もう少しでお昼ご飯が出来上がりそうな頃



「もう起きてて大丈夫なの？」



振り返ると早川さんがいた



『もう大丈夫です。熱も下がって元気です』



「無理はしないでね」



そう言った後オムライスに気がついたみたいだ



「すげー。プロ並みのオムライスだね」



『オムライスだけは自信があるんです』



私たちは席に座り



「『いただきます』」



私はドキドキしながら早川さんの
ひと口目をウォッチング



「うまっ」



やった！



心の中でガッツポーズ



私も食べてみたけど



美味しく出来てて安心した



『早川さん………迷惑かけてすいませんでした
看病してもらえたので
お陰ですっかり良くなりました』



「看病ってほど何にもしてないよ」



『いえ、本当に助かりました
ありがとうございました』



「今日は無理しないでゆっくり休んだ方がいいよ」



『はい、わかりました』

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