恋を知らない二人

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今日は朝から体調が優れない



寝不足かな？



風邪かな？



朝ごはんも自分のだけかなり少な目にして
家を出た



仕事はなんとか頑張れたけど



業務終了した後は緊張の糸が切れたように



どっと怠さが私を襲った



でもオムライスの為にたまご買っていかなきゃ



早川さん……



きっとオムライス楽しみにしてくれているはず



フラフラになりながらなんとかスーパーで
買い物をして



やっとの思いで家の玄関までたどり着いた



でもただいまを言う元気もなくて



買った食材を玄関先に置き座り込んだ



どうしよう………………



動けない………………



そんな時



異変に気づいたのか
たまたまなのかはわからないけど



玄関に早川さんが来た



「どうした？」



座り込んでる私に優しく声をかけてくれた



『ちょっと………体調が良くなくて………』



「立てる？」



私は頷いてゆっくり立ち上がった



靴を脱いで一歩家の中に入った瞬間



クラっとして目の前が真っ暗になって



倒れそうになった私を



早川さんが抱き止めて支えてくれた

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