恋を知らない二人

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田中「何だって？二次面接？それとも採用？」



『…………採用だって………言ってた』



田中「マジで？！やったじゃん！」



『私…………正社員で仕事決まった………』



手が震えてる



良かった…………



『田中くん！私、ちゃんと働けるよ！』



田中「おめでとう！」



『やったー！！本当に色々ありがとう！』



私は思わず田中くんに抱きついた



田中「ぉお！」



すぐに離れたけど顔を真っ赤にして照れてる



私たちの大声に仕事部屋から早川さんが出てきた



ミツ「なんかあったの？」



『あのっ、就職決まりました！
本当にご迷惑をおかけしました』



ミツ「おめでとう。良かったね」



『はい、これから頑張って働きます』



田中「じゃ、今日はお祝いだね！
普通にから揚げだけどビールも飲もう」



ミツ「から揚げ！」



早川さんはから揚げが好きなのか
目をキラキラさせている



田中「ミツのためじゃないよ
今日は平野の就職祝だからね」



ミツ「わかってるよ…………」



そこから珍しく早川さんも夕飯の準備を
手伝ってくれて3人でから揚げを作った



田中「では平野の就職を祝ってかんぱーい！！」



私たちはグラスを合わせた

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