私だけが見える世界

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友達1・2「！！！」



友達2「なんで知ってんだよ」



友達1「君…どこでその話聞いたか
知らないけどお願いだから騒がないで
冷やかしで家なんかに来ないで」



『冷やかしなんかじゃないです
身代金とか…………要求されてるか知ってますか？』



とりあえず聞きたい事を聞いてみる



友達2「そんな事聞いてどうすんの？
野次馬なら帰れよ
藤谷、もう帰ろうぜ」



友達1「興味本意で騒いだり余計な事は
絶対しないで」



冷やかしで来た人だと思われてるみたいで



警戒心丸出し



そりゃそうだ…………



同じことされたら私も同じ対応をすると思う



結局、中の状況はわからない



二人は私に背を向けて歩き出す



帰っちゃう………



どうしよう………



早川「ニカは感情的になるタイプだからダメだ
藤谷にもう一回声かけて！」



『藤谷くんてどっち？！
わかんないよ！！』



思わず大声で早川くんに返事をしてしまう



ヤバッ…………



二人には早川くんは見えてないのに



藤「藤谷は俺だけど………君……なんなの？」



ちょっと不愉快そうに私を睨む



こっちが藤谷くんなら



もう一人はニカって人ね



解決策が見えないから



もう真正面からぶち当たるしかない



『私は早川くんから直接誘拐された事を
聞きました
藤谷くん、お願いします！
早川くんを助けるために力を貸してください』

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